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大谷 更生 氏 書籍『情報整理術』より

このページは、書籍『情報整理術』(大谷 更生 著、藤原 毅芳 監修、秀和システム 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・一晩寝たら昨日のことを忘れるのは、脳のメカニズムが正常に機能している証拠で、悲観すべきことではありません。悲観すべきは、同じ過ちを何度も繰り返すことです。なぜヒトは同じ過ちを繰り返すのか。それは「いまの状態で何も困っていないから」です。


・「デキる人」には2種類のタイプがあります。(1)答えを知っている人と、(2)答えのありかを知っている人です。(中略)


(2)になるコツは3つです------①身の回りで誰がどの分野に強いかを知っている、②どう調べたら欲しい答えにたどりつくかをい知っている、③図書館や書店で、どんな本に欲しい答えが書いてあるか(本を選ぶコツ)を知っている。


・軍隊では、情報を信憑性という切り口で大きく3つに分類します。

(1)自分の目で見た情報
(2)信頼できる人間から聞いた情報
(3)出所がはっきりしないか、信頼できない人間からの情報

この中で要注意なのは、(3)です。(中略)信頼できる情報の確保に最新の注意を払うよう


・「できる」と「できない」

〔1〕できないスパイラル

先送り=あとでやろう→たまる→やらない→手に取る→あとでやろう(中略)


〔2〕できるスパイラル

すぐやる  あとでやる  やらない  
扱いを決める(5秒以内)→実行する→スッキリ→手に取る→扱いを決める


・お礼状で大切なのは、形よりも中身です。

中身で押さえておきたいポイントは3つ。

1つ目は、時間をとって会っていただいたことに対する感謝を伝えます。
2つ目は、会話の中で印象の残った話題に言及することです。「Aさんに紹介いただいた書籍、さっそく帰りに購入しました」や「Aさんが興味深いとおっしゃっていた2012年問題、さっそくネットで調べてみました」。(中略)
3つ目は、スピードです。自分の印象が相手の記憶に残っているうちに届くよう配慮します。


・読書とは本との対話である(中略)

能動的な読書とは、書いてあることに疑問をもって読み進めることです。ただ、受動的な読書スタイルがインストールされている場合には、筆者の主張に対して疑問が湧いてこなかったり、どういう疑問を持ったらいいかすらわからないことも多いでしょう。そこで一つのポイントを紹介します。(中略)


本を読みながら、頭に浮かんだことや思いついたことをメモしたり、著者が主張していることを自分の言葉で書き直してみるのもよいでしょう。


・情報選別の視点(3つの眼)(中略)

空から全部を見渡す「鳥の眼」、ミクロに焦点を合わせる「虫の眼」、海の流れを察知する「魚の眼」------この3つの視点・3つの軸で選別していくのです。まず最初に全体をビジュアライズし、次に詳細を検討し、最後に時代の流れ・ビジネス上の流れから判断していくのです。


・置き場所を1箇所に決める

150時間------では、これは何の数字でしょう?文具メーカーのコクヨの調査によると、平均的なビジネスマンが、1年間で書類や文房具などモノを探すのにかけている時間だそうです。(中略)
それぞれの指定席を決めておく


・ものが見つからない原因

(1) 近くに置き忘れた
(2) そこにあるのに見つけられない
(3) しまった場所を忘れた

→使ったら元の場所に戻す!


・相手の印象に残る名刺にするために何を変えるか------代表的な情報を3つ紹介しましょう。(1)似顔絵(ビジュアル)、(2)キャッチスレーズ(キーワード)、(3)自分の夢(イメージ)です。


・監修者紹介

藤原 毅芳 (ふじわら たけよし)
ビジネスクリエイター

愛知県生まれ。誕生日は指揮者カラヤンと同じ4月5日。


●書籍『情報整理術』より
大谷 更生 著
藤原 毅芳 監修
秀和システム (2007年8月初版)
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