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電子書籍というと、2010年に「電子書籍元年」と騒がれ、一般的にその言葉が定着してきたように感じます。しかし、その歴史はここ数年というものではなく1985年頃から動き出しています。
たとえば、1995年11月には日本初の電子書籍販売サイトがオープンしています。そんな電子書籍の歴史を書籍『ブック革命~電子書籍が紙の本を超える日』(横山 三四郎 著、日経BP社)から紹介したいと思います。
年月 |
主要な出来事 |
1985年 |
国内初のCD-ROM『最新科学技術用語辞典』(三修社)刊行 |
1987年 |
『広辞苑第三版CD-ROM版』(岩波書店)刊行 |
1988年 |
『模範六法昭和62年版CDーROM版』(三省堂) |
1988年 |
CD-ROM版『現代用語の基礎知識』(自由国民社)刊行 |
1995年 11月 |
日本初の電子書籍販売サイト「電子書店パピレス」オープン |
1995年 12月 |
電子出版オーサリングソフト「エキスパンドブック」(ボイジャー)発売 |
1995年 12月 |
CD-ROM版『新潮文庫の100冊』(新潮社)刊行 |
1997年 2月 |
CD-ROM版『エンカルタ97 エンサイクロペディア日本語』発売 |
1997年 6月 |
「BookPark」(凸版印刷)実験開始 |
1997年 8月 |
「青空文庫」スタート |
1997年 12月 |
「光文社電子書店」オープン |
1998年 2月 |
「BookPark」を「コンテンツパラダイス」に名称変更(凸版印刷) |
1998年 6月 |
テキストビューワー「T-Time」(ボイジャー)発売 |
1999年 2月 |
iモード(NTTドコモ)サービス開始 |
1999年 4月 |
「コンテンツパラダイス」(凸版印刷)本格サービス開始 |
1999年 6月 |
日本初のPDA専門サイト「ザウルス文庫」(シャープ)オープン |
1999年 11月 |
電子書籍コンソーシアムの実証実験開始 |
2000年 3月 |
「コンテンツパラダイス」を「Bitway-books」に名称変更(凸版印刷) |
2000年 3月 |
『Riding the Bullet』(ステーブン・キング)オンラインの発表後わずか48時間で50万部を売り上げる |
2000年 3月 |
「POCKET パピレス」オープン |
2000年 6月 |
「ドッドブック/たて書き・立ち読みシステム」(ボイジャー)発売 |
2000年 9月 |
「電子文庫パブリ」オープン |
2000年 12月 |
「10DayBook」(イーブックイニシアティブジャパン)オープン |
2001年 3月 |
「ウェブの書斎」(大日本印刷)オープン |
2001年 7月 |
「ザウルス文庫」(シャープ)でXMDF型式の電子書籍販売開始 |
2001年 10月 |
Acrobat eBook Reader(アドビシステムズ)無償ダウンロード開始 |
2001年 11月 |
「@irBitway」(凸版印刷)オープン |
2001年 12月 |
「PDABOOK.JP」(ミュージック・シーオー・ジェーピー)オープン |
2002年 2月 |
「新潮ケータイ文庫」(新潮社)スタート |
2002年 10月 |
「電子書店パピレス」が「PDA専用書籍フロア」オープン |
2002年 10月 |
「M-stage book」(NTTドコモ)オープン |
2002年 12月 |
「Space Townブックス」(シャープ)オープン |
2003年 4月 |
「楽天ダウンロード」(楽天)オープン |
2003年 4月 |
「新潮ケータイ文庫」(新潮社)iモードでサービス開始 |
2003年 6月 |
Adobe Reader(アドビシステムズ)リリース |
2003年 6月 |
シャープ、携帯電話J-SH53向け電子辞書・電子書籍サービスを開始 |
2003年 6月 |
J-フォン向け「ケータイ電子書店Space Townブックス」(シャープ)オープン |
2003年 6月 |
au向け「快読!ケータイBookクラブ」(ミュージック・シーオー・ジェーピー)オープン |
2003年 8月 |
角川書店「文庫読み放題」オープン |
2003年 8月 |
松下電器産業が専用端末「Σブック」発売 |
2003年 11月 |
ソニーが「リブリエ」(参考品)を発表 |
※書籍『ブック革命~電子書籍が紙の本を超える日』(横山 三四郎 著)より作成
日経BP社 (2003年12月初版)
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