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岩中 祥史 氏 書籍『県民性仕事術』(中央公論新社 刊)より

このページは、書籍『県民性仕事術』(岩中 祥史 著、中央公論新社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・長野県の松本市の人々はいまだに、「長野県」という県名に違和感を覚えるとも聞いたことがある。松本市民からすると、「長野」というのは、一都市の名前でしかないからだそうだ。いまの長野県全域を指す名称としてもっともふさわしいのはやはり「信州」だいうのである。


・「県民性」をつくりあげる三つの条件とは(中略)

①地理的な特徴(地勢)や気象条件などの自然的条件、②それぞれの地域でどんなことが起こったか、誰がその地を治めたいたのかといった歴史的条件、そして、③どんな産業が盛んなのか、交通・通信の便のよしあしはどうか、などといった社会的な条件である。


・日本でもっとも数多く社長を輩出しているのはどの都道府県か、ご存じだろうか。意外などといっては叱られそうだが、実は福井県なのである。人口一〇万人あたりの社長(資本金一〇〇万円以上)の数で、一九八二年以降、二三年間連続して首位をキープしている(二位は山梨県、三位は新潟県)。また、上場企業の役員の人数でも第三位を占めており、こうなると単なる一過性の現象とはいえない。


・茨城県(中略)

水戸の武士の気質をあらわす言葉が「水戸っぽ」だ。これは理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽいの三つを示したものである。筋を通し、自分の信念を変えず、人の道に外れることは認めないといったところだろう。


・茨城は「いばらき」と読むのが正しい。だが、「いばらぎ」と誤読する人が多いのではないだろうか。


・栃木県(中略)

人口1万人あたりのパチンコ台数・・・1位


・富山県(中略)

「都道府県 暮らしやすさランキング」(中略)

富山県が「日本一、豊かな暮らしを営める地域」と評価されているのである。実際、県民の九割近くが「住みよいところだと思う」と、その暮らしの豊かさを実感してもいる。


・うかつに「名古屋のご出身ですね」などと言ってはいけない。「愛知県にあるのは名古屋市だけではない!」と、急に怒り出すかもしれないし、場合によってはそれで仕事をはずされたりすることだってなきにしもあらずだからだ。


・滋賀県には、「琵琶湖のアユは外で大きくなる」という言葉がある。(中略)それにかけて、故郷を離れた滋賀県人は大成功を収めるということを言ったものだ。


・大阪府(中略)

せっかちさが特徴の大阪人。都市別に人の歩く速さを計ったところ、大阪人が世界一速かったというのは有名な話である。大阪市内の歩行者用の信号機に、赤から青に変わるまでの所要時間が「あと○秒」と表示されているのを見て、ビックリした人も多いだろう。


・関西を代表する三都市の特徴を示す言葉として、「大阪は食い倒れ、京都は着倒れ、奈良は寝倒れ」というのがある。“寝倒れ”とは、何もせず寝てばかりいて、あげくのはてに身上をつぶすということらしい。だが、奈良県人はそれほど怠け者かというとそうでもない。


・和歌山県人は一度就職するとずっと同じ場所に勤める人が多い。


・長野と並んで岡山県は教育県として有名だが、これは、江戸時代、寺子屋の数が長野県、山口県に次いで三番目、私塾は全国一多かったことから、そう言われているものだ。現在でも、大学・短大の設置数は七番目に多い。


・四国四県の違いをあらわすたとえ話に、「思いがけず一万円が手に入ったらどうするか」というのがある。商才に長けた徳島県人は、それを元手にお金を増やそうとする。香川県人はそのまま貯金する。愛媛県人はすぐに何かを買う。高知県人はそれに自分の一万円を足してお酒を飲むというものだ。


●書籍『県民性仕事術~出身県でわかる仕事のできる人、できない人』より
岩中 祥史 著
中央公論新社 (2006年7月初版)
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