このページは、書籍『健康体温36.5度の生活術』(安保 徹 著、清水 教永 著、実業之日本社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・病気は低体温から始まる(中略)
すべては低体温が始まりです。シミや肌荒れ、湿疹やアレルギー、便秘や下痢、むくみ、肩こり、腰痛、不眠、手足の冷たさ、イライラや不安感などの悩み、始まりはそれほど気にもとめない症状からです。
・日本人の平均体温は36.89度プラスマイナス0.34度とされていますが、これほど体温の高い人はそう多くはいません。現在は、赤ちゃんからお年寄りまで36度以下(腋下温)の低体温の人がふえています。
・低体温は基礎代謝を低下させ太りやすい(中略)
体温が1度違うと体温維持に必要なエネルギーは約12%変動するので、低体温を改善すると一日の消費エネルギーの70%を占める基礎代謝も上がり、消費エネルギーもふえて太りにくい体質がつくれます。
・冷え性と低体温の仕組みは別のもの(中略)
冷え性は、ただ冷えを感じやすい、血流が悪いために起こるもの。上半身は温かくても下半身が冷たい、体の表面は温かいが芯が冷えている、といった場合は血流の悪さが原因。寒さや冷えを感じる神経が鈍くなって冷えを感じない人もいる。
・体温は10分間測定する
水銀体温計でも電子体温計でも測定は10分間続けてみましょう。ピピッと音が鳴った時点で測定をやめると、実際の体温より低く表示されることが多くあるからです。
・脳は体重の2%ほどの重さだけれど、体全体が消費エネルギー量の約18%を使う。エネルギーコストが高い。
・質の高い睡眠の第一条件は、この徐波睡眠という深い睡眠がある程度続くことです。第二の条件は、さらに、S1(入眠期)、S2(浅い眠り)段階の浅いノンレム睡眠とレム睡眠が適度にあらわれることです。
・1日は24時間ですが、生体時計では約25時間半。この1時間半ほどのずれは地球の自転で起こる明暗周期に一致するように自然に調整されています。朝、起きたばかりの光を浴びることにより生体時計はリセットされて、体内リズムが活動の方向に向かっていきます。
・体温は日中活動している間は高く、夜には下がり眠くなります。体温落差の幅が大きいほど眠気が強くなり、寝つきがよく深く熟睡でき、中途覚醒もありません。眠りにつく前に少し体温を上げておくと、脳は体温を下げようと指令を出すので深い睡眠を得られます。
・ギシギシ、ギリギリと耳障りな歯ぎしりは、レム睡眠中にすることが多くストレスのあらわれです。(中略)歯ぎしりに気づいたら ①鼻から息を吸って大きな深呼吸をする。②口から閉じたままで、上下の歯を離してみる。
・上下の歯を擦り合わせてギシギシ音が出るグラインティング、上下の歯を強くかみ合わせてあごに力が入り音が出にくいクレンチング、下のあごが上下に素早く動きカチカチと歯を打ちならすタッピングの3種類があります。
・進化した21世紀の寝具、ホルミシス(中略)
ホルミシス寝具の研究結果
免疫力アップ
基礎代謝アップ
深部体温の上昇
血流アップ
酸素の供給
・足の静脈血は、心臓に戻すために乳搾りをするようにふくらはぎの筋肉を動かし押し進められていくので、血流をよくするには足の筋肉を鍛える必要があります。
・朝起きて、1杯の白湯を飲む(中略)
血流がよくなれば、乾燥肌や敏感肌に悩む人も毛穴の開閉がよくなって美肌にもつながります。しかも朝の白湯は、動きの鈍い胃や小腸の働きを活発にしてくれます。
・免疫力が低い低体温の人に、週に2回ほど試してほしいのが、ヒートショックプロテイン(HSP)をふやす入浴法です。
・低体温の克服法
入浴前後に500mlほどの水分を必ずとる。冷たい水はだめ。
お湯の温度を42度を目安に、自分のいつもの体温が2度上がる(舌温度で測定)のを目指して10分ほどつかる。低体温の人は41度から実施しよう。
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お風呂から上がったら20~30分毛布などで体をじっと保温。10日から2週間で体温がアップ!
・冷房の効いた部屋で一日3~4杯もアイスコーヒーを飲む生活を1週間も続けていると、アッという間に体温は下がってしまいます。
・自然界に存在する放射線は、とても微量で体にプラスの刺激を与えてくれます。こうした微量放射線は野菜や果物にも多く含まれ、カリウム40と呼ばれています。(中略)カリウム40は、野菜や果物、玄米などの未精製食品や海藻に多く含まれています。
・カリウム40の多く食材
カリウム40は、カリウムが豊富な食材に多い!
カリウム40は生の野菜では、ホウレンソウやじゃがいも、にんじん、乾燥した小豆や大豆、生の枝豆、海草類では焼き海苔や茎わかめ、刻み昆布、干しひじきに多く含まれる。植物油、絹豆腐やコーラ、焼酎にはほとんど含まれていない。
・ラジウム温泉は体にいい(中略)
秋田県の玉川温泉、鳥取県の三朝温泉、山梨県の増富温泉、新潟県の村杉温泉も有名。
●書籍『健康体温36.5度の生活術』より
安保 徹 著
清水 教永 著
実業之日本社 (2010年12月初版)
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