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ジル デイヴィス 氏 書籍『編集者の仕事』より

このページは、書籍『編集者の仕事』(ジル デイヴィス 著、日本エディタースクール出版部 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・一般書の著者はエージェント契約している場合がほとんどだ。専門書の著者の場合は少ない。エージェントはそのサービスの報酬として、著者の収入から平均して一〇パーセントほどを受け取る。


・製作単価を下げるために印刷部数を増やそうとするのは間違いだ。これは出版界では大昔から繰り返されてきた過ちで、今でもこの過ちを犯そうとする者が後を絶たない。あまりにも危険が大きく、売れ残った本がバーゲン本売り場の棚を埋めつくすことになりかねない。


・本の出版は正確な予測ができないので、結果がだれにもわからない。


・不十分な原稿とは次のようなものである。

○内容や文章の質が劣っている。
○完成された原稿がもともとの企画内容から明らかに逸脱している。
○原稿が長すぎる(まれなケースながら、短すぎる場合もある)。


・稼ぎの悪い本を残しておこうとするのは無駄で意味がない。編集者はそれを手放したくないという感情的な理由で安売りや断裁処分に反対することが多い。


●書籍『編集者の仕事~企画提案から原稿獲得までのチェックポイント』より
ジル デイヴィス 著
篠森 未羽 翻訳
日本エディタースクール出版部 (2002年3月初版)
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