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植西 聰 氏 書籍『我欲を捨てるとうまくいく』(毎日コミュニケーションズ 刊)より

このページは、書籍『我欲を捨てるとうまくいく』(植西 聰 著、毎日コミュニケーションズ 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・やるべきことをキチンとやったら、「望んだとおりに行くだろうか」といったことで思いわずらわないようにして、後の成り行きは天に任せてしまうのです。「望み通りになっても、なってもならなくても、どっちでもいい」くらいの気持ちでいるのです。


・成功の本質とは天職を通して社会貢献を行うことにある(中略)要するに、自分の持てる能力・才能を生かすことを考え、それをベースに社会貢献を行うことで、充実感・満足感に浸れるようになれば、その時点で、その人は成功体験が味わえるようになる。


・「願望」は生きる活力源なので、それを絶ってしまたったら、生きがいなどなくなってしまいます。大切なのは、願望に執着しないことなのです。願望に執着していると、その思いが我欲となって自己を悩ます働きに変質し、心がマイナスに傾いてしますからです。


・現状の暮らしに執着しない(中略)

「給料が下がった」「職を失い、収入の目安が立たなくなった」というときは、現状の暮らしに執着しないで、一度、それらを手放してみるにもいいのではないでしょうか。(中略)


得たものをいったん捨て、態勢を立てなおせば、この先、再度、同じものを得るチャンスはいくらでもやってきます。


・他人をコントロールしようと考えない(中略)他人を支配しようとすると、相手は余計反発して、関係が悪化してしまうことになるのです。


・出世に限らず、何かを望むときは、自分の分をキチンと知っておき、分に合わないことを行えば、人生が飛躍・発展するどころか、かえって衰退してしまうことを認識しておく必要があるのです。(中略)できないことはなるべくつつしみ、できること、才能があることを除くことが重要になってくるのです。


・知足とは、「足りていることを知る」という意味で、自らの立場で満足し、それ以上のものを望まないということです。


・欲得で人づきあいをしない(中略)人間とつきあうと何かを得するとか、この人間とつきあってもそんなに得をしないと考えるのは、我欲そのものであって、まさしく下衆(げす・品性のないいやしい人間)のすることだ


・いずれ花開くと考えれば、焦りはなくなる(中略)

芽が出てから花を咲かせるまで、植物によって日数が違うのと同じように、人が成長していく時間には個人差というものがあります。

なりたい自分に成長するまでの時間にだって個人差があります。
飛躍・発展を遂げるまでの時間にだって個人差があります。
成功をおさめるまでの時間にだって個人差があります。
共通して言えるのは、いずれ花開くということです。

遅い方が時間をかけているだけ美しい花が咲くことだってあるのです。


・他人と競い合い、他人の上に行こうと考えるのではなく、「この分野・このジャンルにかけては、得意中の得意で、他人から一目おかれている」というものを何か一つでもいいから確立するようにすると心が楽になれます。●中国語の翻訳にかけては、職場の誰よりも自信がある。(中略)●速記ができるので、会議のとき、その場で瞬時に議事録をまとめることができる。


・見栄を張ったり、自慢話をするという行為は、つまさき立ちで、背伸びをして立ちつづけるのと同じで、自分を疲れさせるだけで、何の利益もないということ


・独協学園の創始者で後に大臣にまでなった品川弥二郎です。品川弥二郎は、若いとき、吉田松陰が主催する松下村塾で学んでいたことがありました。


・相手の挑発に乗ってはいけない(中略)

相手と張り合おうなどと考えずに、聞き流すに尽きると思うのです。これを地で行ったのがお釈迦様です。(中略)


「お釈迦様。あんな暴言を吐かれて、どうして黙っているのですか。私たちは悔しくてたまりません」

すると、お釈迦様は弟子たちに向かってこういいました。

「おまえたちは、誰かが毒蛇を持ってきたら受け取るか?」

こういわれた弟子たちはいっせいに「そんなもの、受け取るはずがありません」と答えると、お釈迦様はこう教えさとしたのです。

「そのとおり。あの男の暴言はまさに毒蛇のようなものだ。だから、私は受け取らなかった。手渡しそこねた毒蛇を、あの男がそのまま持ち帰って行ってくれた。いずれ、あの男は毒蛇にかまれるだろう」


・武士道というのは、武士たちにとっての一種の道徳規範のようなもので、儒教の教え、すなわち、
仁(思いやり)
義(正義)
礼(礼節)
智(智恵)
信(信頼)
の五つをベースにした思想のことをいいます。


・「良いことを思えば、良いことが起きる」
ところが、この言葉通りに、良いことを思っても、良いことが起きないという人が後を絶ちません。なぜでしょうか。それは、その意味を履き違えて解釈しているかたです。つまり、「良いことを思う」というのは、願望実現のことをイメージしたり、建設的・楽観的に物事を考えることだけを指すのでないのです。他人に対して思いやりの精神を持って、利他愛で生きることも、「良いことを思う」ための重大要素なのです。


・仏教でも、「自分が幸せになりたいなら、人を幸せにすべきである」という観点から、「四無量心(しむりょうしん)」という教えを解いています。
四無量心とは、
○ 人の幸せを願う心・・・「慈」
○ 人の心の痛みを分かち合う心・・・「悲」
○ 人の喜びをともに喜ぶ心・・・「喜」
○ 見返りを期待しない心・・・「捨」

のことをいい、わかりやすくいうと、愛と善意をもって他人に接していくことが、その人の幸福につながっていくと説いているのです。


・頼まれごとに応じていると、人生が良い方向に展開していくようになるということです。頼まれるというのは、その内容がどんなものであれ、その人が必要とされていることにほかなりません。そのニーズに応えてあげれば、相手に喜びを与えることになり、感謝されるようになります。


・暇なときは、他人を幸せにすることを考えよう(中略)人間、暇になると、憎悪・妬み・怒り・不安・心配・悲しみといったマイマスの念で心が支配されることが明らかになったのです。


・今が最低なら、後は浮上するのみ(中略)何をやってもうまくいかないとき、どん底状態にあるときは、西行の言葉にもあるように、「今が最低だと思えばいい。後は浮上するのみ。これからはいいことがたくさん起こる可能性がある」ということです。


●書籍『我欲を捨てるとうまくいく』より
植西 聰 著
毎日コミュニケーションズ (2011年9月初版)
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