このページは、書籍『プレゼンテーションzen』(ガー・レイノルズ 著、ピアソン・エディケーション 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・現在のプレゼンの実態:
長い
退屈
最悪なスライド
中身がない
望ましいプレゼンの姿:
短い
シンプル
読みやすい
魅力的
・単純であることは究極の洗練である。
------レオナルド・ダ・ヴィンチ
・PowerPoint1.0は、1987年、シリコンバレーで生まれた。Macにプレゼンテーション用の画像を表示する方法として、ロバート・ガスキンスとデニス・オースティンの両者によって開発されたのである。
・口頭による優れたプレゼンテーションと、うまくまとめられた文書は全く別物である。その二つを融合させようとすれば、プレゼンテーションも文書もお粗末なものになってしまう。
・デザインとは表面を飾るだけの、ケーキのアイシングのようなものである。だが、私に言わせれば、それはデザインではなく、「デコレーション」だ。(中略)
しかし最高のデザインというものは、あまりにもうまくできすぎているために、決して観察者や利用者によって意識されることがない。本の装丁や空港の標識などはその一例である。
・プレゼンテーション改善の特効薬
第一に、スライドはあなたの言葉をそのままなぞったものではなく、それらの言葉を効果的に演出するものでなければならない。(中略)
第二に、安っぽい画像は使ってはならない。プロが撮った写真を使うこと。(中略)
第三に、オーバーラップや回転といった変化を画面に加えるのはやめること。シンプルに行こう。
・プロのデザイナーから学ぶべきことは以下の2点である。(1)制約は敵ではなく、心強い味方である。(2)自らの条件や制約を課すことは、良質で創造的な仕事に欠かせない要素であることが多い。
・プレゼンテーションの準備に際しては自制心を働かせ、「シンプル」・「明快」・「簡潔」という3つの言葉を常に意識すること。
・プレゼンテーションを企画する前には、まず全体像を見渡し、いくつかの中心的なメッセージ-------さらには唯一の核となるメッセージを特定する必要がある。
・●持ち時間はどくらいか?
●会場はどんなところか?
●時間帯はいつか?
●聴衆はどんな人か?
●彼らはどういったバックグランドを持っているのか?
●聴衆は私(我々)に何を期待しているか?
●なぜ私にプレゼンテーションの依頼が来たのか?
●自分は聴衆にどうして欲しいか?
●今回の状況や聴衆から考えて、どのような視覚メディアを使うのが最適か?
●今回のプレゼンテーションの根本的な目的は何か?
●このプレゼンテーションは何を言わんとしているのか?
●これが最も根本的な質問である(できるだけ核心に迫ってみよう)------
・もし、たった一つの事しか聴衆の記憶に残らないとしたら、それは何であってほしいか?
・ スコット・マクラウドの『マンガ学:マンガによるマンガのためのマンガ理論』(美術出版社)
・よいデザインには多くの余白がある。「足し算」ではなく、「引き算」で考えよう。
・大抵の場合は2次元の図やグラフを使った方が効果的である。3次元のグラフは必ずしも正確でないし、場合によっては理解しにくいこともある。
・全てのスライドに会社のロゴを入れる必要はない。
・1-7-7の法則とは?
●1枚のスライドには1トピックまで。
●テキストは最大7行まで。
●1行に使う言葉は最大7語まで。
●問題なのは、「この法則は有効なのか?」
●このやり方は本当にいいアドバイス?
●これが本当に適切で効果的な「ビジュアル」?
●ちなみにこのスライドは7つの箇条書きだ!
・一般的な指針として、箇条書きはめったに使わない方がいい。メッセージが最もよく伝わるようなその他の表示方法を検討した上で使用すべきである。
・いい写真はどこで手に入れるか?(中略)
低価格でロイヤリティフリーの「マイクロストック写真」をつかうのも一つの手である。私が最もよく薦めるサイトはiShockphoto.comだ。
・我々は自分が考えた通りの人間になる。------釈迦
・http://nihongo.istockphoto.com/presentationzen
●書籍『プレゼンテーションzen』より
ガー・レイノルズ 著
熊谷 小百合 翻訳
ピアソン・エディケーション (2009年9月初版)
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