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ロビン ダンバー 氏 書籍『友達の数は何人?』(インターシフト 刊)より

このページは、書籍『友達の数は何人?』(ロビン ダンバー 著、インターシフト 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・男は赤、青、緑という三原則で世界を見ているが(三色視)、女の三分の一は四つの基本色で見ているのだ(四色視)。四色視であれば、緑や赤の微妙な色調を区別できる。さらに五色視も存在するというから、彼女たちはわれわれ男性とはまったくちがう世界を見ていることになる。


・ほとんどの人は平均的な数の友達しかおらず、二〇〇人以上いる人はほんのひと握りだということ。もうひとつは友達の「中身」だ。友達が二〇〇人以上いる人は、相手のことをほとんど、あるいはまったく知らない。


・くわしい人口調査が行われていた約二〇の部族社会では、氏族や村といった集団の平均人数は一五三人であることがわかった。細かく見ると一〇〇~二三〇人まで幅があるが、統計的には一五〇人という平均の範囲におさまる。


・一族のつながりを示すのは名前だけはない。方言もそうだろう。(中略)そもそもなぜ言語が発達したかというと、意思疎通を測り、共同作業を円滑に進めるためだ。ところが(中略)あっというまに細分化が進行して、部外者には理解できない方言が次々と生まれる


・親密さの素(触れ合い・笑い・音楽)


・男は自分自身や経験を話すことが多いのに対し、女は他人について話したがる傾向がある。


・相手選びのとき、男が女の外見をことさら重視するのはなぜか?それは年齢、健康状態、そして受胎能力といった大事な条件を、外見の特徴から見きわめるためだ。進化の積みかさねから生まれてきたそうした特徴は、ごまかすのが難しい。


・人は自分にないMHC遺伝子型を持つ相手を伴侶に選ぶ傾向がある。その理由は(中略)自分と同じ遺伝子型だと、生まれた子どもの免疫力は幅が狭くなる。でも両親の遺伝子型が異なっていれば、子どもは両方を受けついで病気に対する抵抗力の範囲が広がるのだ。


つまり自分にない免疫反応の持ち主が伴侶としてふさわしいわけだが、ではどうやってそれを見わけるのか?ひとつの手がかりは臭いだ。


・成功は成功から生まれる(中略)

健全なる身体には健全なる精神が宿る


・「ダンバー数」とは、気のおけないつながりを維持できるのは、ほぼ一五〇人まで、という集団サイズのこと。


●書籍『友達の数は何人?~ダンバー数とつながりの進化心理学』より
ロビン ダンバー 著
藤井 留美 翻訳
インターシフト (2011年7月初版)
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