このページは、書籍『あたりまえだけどなかなかできない 雑談のルール』(松橋 良紀 著、明日香出版社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・雑談は、人とのつながりを確認する作業です。雑談のない関係は、つながりを希薄にします。雑談がない会社は、社員の心を満たすことがなくギスギスしています。
・共通点を探す質問は、自分のことを先に話してから相手に聞くようにしよう。
・一生使えるネタとは?(中略)
青森県青森市なんです。(中略)ねぶたの時期だけは人口が10倍になって、町は原宿みたいですよ(笑)もともと青森は日本一の大都会だったんですよ。縄文時代には!(笑)(中略)
初対面では、生まれや住まいなどは話題にしやすい話です。インターネットなどで、しっかり調べておきましょう。出身地や、住まいのネタを用意しておくと、一生役立ちます。
・連想法を使って話をどんどんヨコに広げていけば、話が尽きることはありません。
「スポーツは好きですか?」
「ええ、サッカーが好きですね、(サッカーの話がしばらく続く)」
「ええ、そういえばサッカーと同じくらい、野球も盛り上がっていますね~」
『~といえば』『そういえば』この接続詞で話をヨコに移動させていく
・最高の笑顔のつくり方とは?(中略)
「笑顔をつくって」というよりも、「家で飼っているワンちゃんのことを思い出して」
このように、イメージするだけで頬が緩むような家族やペットのことをイメージしてもらうそうです。
・自分の知らない分野のことは、素直に知らないといいましょう。そして、相手に教えてもらうという態度に切り替えましょう。
・雑談の目的は、人間関係を潤滑にすることです。ですから、否定されたり無反応であっても、それはそれで終わらせればいいのです。その内容にこだわり続けていると、人間関係に支障をきたしてしまう可能性もあります。(中略)
「そういえば」「ところで」まずはこういった接続詞をとにかく口から出して、話を変えてしまいましょう。
・ほめ上手はほめられる上手。相手に喜んでもらおうと思って言っている、その気持ちを受け取ろう。
・「○○では・・・ないですよね」
私はこの質問を、否定質問と呼んでいます。(中略)
「好きなタイプはどんなタイプですか?」
これだとストレートすぎます。(中略)
相手のニーズを聞きたいとき。不満を引き出したいとき。本音を引き出したいとき。こんな時、否定質問は役に立ちます。
・話す時間と話を聞く時間の理想的な割合とは?(中略)
米国のウェルズリー大学の心理学者、クリス・クラインケ博士の実験結果です。(中略)もっとも点数の高かったのが話す量が33%の場合で、8.33点。50%は7.20点。67%は6.75点。つまり、しゃべりすぎる人間には好感を持てないということなのです。(中略)
理想は全体会話量の約3割ということになります。
・相手の言葉をオウム返しするのは、とても強力です。ただ(中略)話しにくくなったという感想も出ることがあります。その理由は、相手の感情がこもった言葉を聞き落しているからです。(中略)
感情の定義というのは5つに分類されます。
①喜びの感情
期待したものが叶えられた時の感情
②不安の感情
期待通りにいく見通しのつかない時の感情
③怒りの感情
得られるべき期待が得られなかった時の感情
④悲しみの感情
期待したものを失った時の感情
⑤苦しさの感情
期待通りにいかないことが続く時の感情
・喜び、不安、怒り、悲しみ、苦しさ。5つのうち、いずれかが感じられる言葉を会話から拾ってオウム返ししよう。
・苦手のタイプとはどうすればいい?(中略)
心理学的に人を嫌う感情というのは、自分自身の嫌いな部分に無意識に反応している可能性が高いのです。(中略)自分をゆるすことが大事なのです。
●書籍『あたりまえだけどなかなかできない 雑談のルール』より
松橋 良紀 著
明日香出版社 (2010年4月初版)
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