このページは、書籍『勝ち組になる会社・なれない会社』(酒井 英之 著、PHP研究所 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・勝ち組の営業日報は、「お客様が言ったこと」がわかる折衝記録である。負け組の営業日報は、「自分がしたこと」だけを書いた単なる日記である。
・提案理由・提案内容・事例が企画書に必要な三要素(中略)
①あなたはこうですね=「提案理由」
②だからこうしたら=「提案内容」
③私はこれを提供できます=「事例・実験データなど」
・見込み客を絞る主な方法は二つある。
第一は、お客様にピッタリの提案をするために、事前にお客様を調査する「事前調査作戦」だ。(中略)
第二は、セミナーでわが社の考え方を訴え、共感した人のみを対象とする「セミナー作戦」だ。
・商品の販売方法はたくさんあるようだが、じつはたった五つしかないことを認識する。
①店頭販売は、店に商品を揃え、来店客に対する売る方法。
②訪問販売は、お客様のところへ出かけて行き、提案して売る方法。
③通信販売は、電話やFAX、電子メールで注文を受けて商品をお届けるする方法。
④配置販売は、置いてあるものを利用してもらう方法。自動販売機や公衆電話がその典型。
⑤催事販売は、イベントを開いて集まった人に売る方法。呉服などがその典型。(中略)
複数の販売方法を展開すれば、これまでとは違うお客様と接することができる。
・十人のうち三人が賛同する企画がよい企画(中略)
近年ヒット商品を手がけた人に聞くと、皆「最大の敵な社内にいた」と言う。内部にそれだけの反対意見もあったということだ。そういう事業こそチャンスも多いのである。
・トップには「どちらにしましょうか」と尋ねる(中略)
勝ち組のマネージャーは、「どちらの案にしましょうか?」と上司に問う。
負け組のマネージャーは、「どうしたらよいでしょうか?」と上司に聞く。
・敵から国を守るために城壁を造っている三人の職人がいた。その三人に、「あなたはどんな仕事をしているのですか?」と聞いた。(中略)
Aさん・・・・・・「私はレンガを積んでいます」
Bさん・・・・・・「私はレンガを積んで壁を造っています」
Cさん・・・・・・「私は敵から国を守るために城壁を造っています」
このなかで変化に対応できるのは、仕事の目的と意義をわかっているCさんである。
・勝ち組の社員は、「君は、どう思うか??」と聞かれることが多い。
負け組の社員は、「お前は黙っとれ!」と言われることが多い。
・三歳の息子は使い捨てカメラを持っていく。そしてカメラマン気どりで写真を撮りまくる。(中略)開発した人も三歳児のこんな使い方は想定しなかっただろう。喜ぶ顔に、商品はいったん市場に出たら企業のものにあらず、市場のものだと痛感した。
●書籍『勝ち組になる会社・なれない会社~「勝利のサイクル」をつくる52のポイント』より
酒井 英之 著
PHP研究所 (2002年2月初版)
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