このページは、書籍『男の子が本気でやる気を出す育て方』(横峯 吉文 著、すばる舎 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・男の子には男の子の、「やる気にさせる方法」があります。「○○しなさい」と言うことで、男の子が動くことはまずないと思ってください。男の子には、そのような「正攻法」はほとんど通じないのです。反対に、「そんなことで、やる気になるの?」ということが、男の子にとっては驚くほど発奮材料になります。
・子どもをやる気にさせる「4つのスイッチ」(中略)
①競争したがる
②マネをしたがる
③ちょっとだけ難しいことをしたがる
④認められたがる
これら4つの仕組みをうまく利用すれば、実に簡単にやる気のスイッチが入ります。なかでも、男の子の本気に火をつけるため、いちばん大きなポイントになるのが①、「競争心」を刺激することです。
・勉強ができること。それは「人生の選択肢が広がる」こと
・知識はコンピュータが膨大な量を覚えていくれているのですから、人間は自力で考えられる力を身につけることに専念すればいい
・読んだ本をノートに書くだけでやる気アップ(中略)
勉強のやる気は、やった量が目に見えるのと見えないので大きな差を生みます。
・辞書引き学習を家庭でやる場合、最初にコツがあります。簡単に辞書の引き方を説明した後、「“おなら”って引いてごらん」などと、子どもがおもしろがるような言葉を引かせてみるのです。男の子は単純なので、そういう仕掛けにハマりやすいです。
・ときにはファミレスを勉強部屋に(中略)
ごちそうを食べられて、ドリンクバーでジュースも飲み放題。子どもは大満足です。気分がいいので、勉強のやる気が出ます。(中略)ちょっと環境を変えてみるだけで、落ちていたモチベーションが上がることもあるのです。
・成果をグラフや表彰状などで「見える化」(中略)
子どもたちが目標を達成したら、お手製の賞状をあげることです。(中略)「○○○○殿。あなたは百ます計算のタイムが1分台になりました」(中略)
たとえ親の手づくりでも、賞状をもらうと自信がつきます。要するに、達成感を味わわせてあげることで、やる気の中だるみが防げるのです。
・わが子を危険な目に遭わせたくない、という気持ちを親が持つのは当然です。でも、男の子には経験が必要です。経験からでないと、男は強くなっていけないのです。
・「担当」をもたせると責任感が出てくる(中略)
家庭はひとつの小社会です。担当の仕事をもつことで、自分がちゃんとやらないと家族みんなに迷惑がかかることがわかってきます。
●書籍『男の子が本気でやる気を出す育て方』より
横峯 吉文 著
すばる舎 (2011年6月初版)
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