このページは、書籍『「お笑い」日本語革命』(松本 修 著、新潮社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・リン せーん!お前のこと「どんくさい」って言ったけど、取り消すぞー!(中略)
この物語は、ひとりの少女の心の成長を描いた映画であると言われる。(中略)ではその成長がどんな成長であったのかというと、「どんくさい」少女から「どんくさくない」少女への成長であったということなのである。
※宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」
・天明元(一七八一)年以降に江戸で出た洒落本や、歌舞伎などに「マジ」が登場しているのがわかる。「マジ」は戦後生まれの新しい言葉ではなく、なんと徳川時代後半の江戸語だったのである。
・「激しい抗議も東京、そしてブレイクしたのも東京・・・・・・」
「東京で火がついて、全国にひろがっていきました」
「落語の大阪弁が理解できないと、いちばん困惑していた人たちが、あとで、いちばん好きになってくれたんですね」
・会議で『たとえば』をつけずに、強く自信を持ってアイデアをしゃべり始めたけれど、他の人の反応を見ていると、どうも思わしくない。『あれっ?おれ、ちょっと違うこと言っているのかな?』と、思ったりして急に自信がなくなると、最後に『みたいな!』と言って、ごまかすんです。そこで爆笑になってしまうのです。断定を避けると、といいますか。体のよい、ごまかしせりふ、ですね(中略)
『みたいな。』を使います。するとその場がぐっと和らぐ、みたいな
●書籍『「お笑い」日本語革命』より
松本 修 著
新潮社 (2010年10月初版)
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