Tweet
やみくもに書店に置いてもらおうと考えても実際は難しい状況が現在になります。というのは、どこの書店でも本を置くスペースは限られ、置きたくても置けないからです。では、どうしたら自著を本屋に置いてもらえるのか。そのひとつが、自著に見合った読者がいる書店の傾向を見極めることです。
具体的には、FaxDMをしたあとに、どんな書店から注文があったかを立地別に細分化してみると傾向がひもとけます。大きく5つに分類できます。
1、 駅ビルや駅前・駅中 にある書店
2、 商店街 にある書店
3、 ショッピングセンター内 にある書店
4、 郊外 にある書店
5、 住宅地 にある書店
たとえば、子どもの教育について書かれた本であれば、駅ビルや駅前・駅中 にある書店より、ショッピングセンター内にある書店のほうが売れます。主婦層が集まるからです。
一方、ビジネス書であれば、言うまでもなく、駅ビルや駅前・駅中 にある書店に軍配があがります。会社勤めの人が集まる場所だからです。そんな立地別に分類すれば、今後、どのような書店で展開していけばいいかが見えてきます。
本は売りの強い書店で売っていくのが常套手段です。言い換えれば、類似書店に水平展開をすることが大事ということになります。
他にも、その書店の全国シェアがわかれば、全国でどの程度、売れるかの予想も出るはずです。たとえば、啓文堂書店の全国シェアは1.0~1.2%なので、啓文堂書店で1000冊売れれば、全国で10万部売れると考えられます。
もちろん、ジャンルによって異なってきますが、上記のような書店を細分化してみて、同じような本の実績と書店を見ていけば、そう大きくずれることはないのではないでしょうか。書店員に直接聞くことなく、FaxDMの注文内容で、本を売っていくための今後の方針が見えてくるようになります。
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.