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吉澤 準特 氏 書籍『外資系コンサルの仕事を片づける技術』(ダイヤモンド社 刊)より

このページは、書籍『外資系コンサルの仕事を片づける技術』(吉澤 準特 著、ダイヤモンド社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・仕事をサクサク片づける「4つのスキル」(中略)

①人の話を正しく“聴く”。または聴き出す。
②言いたいことをわかりやすく“伝える”
③仕事を計画的に“段取る”
④気持ちよく人に“動いて”もらう(中略)


ありとあらゆる業種・職種で必要とされ、仕事の99%は、このスキルなしでは進められません。


・評価されない「むくわれない」人である最大の理由の、目の前の仕事を「一気にやろうとする」からです。(中略)


仕事の成果が評価される人は、仕事の中身・段取りを切りの良い作業単位で「小分け」にして、作業の切れ目で上司や部下とすり合わせを行います。


・「①目的を見据える、②中身を知る、③順序を考える」という3つの鉄則を学ぶ必要がある。(中略)確実に成果に残すためには、まずは「仕事の鉄則」を身につけましょう。


・俯瞰して「目的を見据える」(中略)

年末の大掃除で懐かしい本を読み漁って、あまり掃除が進まなかった経験はありませんか?目の前の作業の没頭することがあっても、常に仕事の目的を見据えておきましょう。(中略)


私の場合は「そもそも」という言葉を好んで使っています。


・掘り下げて「中身を知る」(中略)

新人に「利益を増やせ」という漠然とした目的を示しても、「何からとりかかえればいいのか」がわからない(中略)


ロジックツリーを使うと、わかりやすい

喫茶店の利益を増やす


  ------ 売上を増やす
  ------ 費用を減らす


 売上を増やす ------ 客単価をあげる
           ------ 客数を増やす


 費用を減らす ------ 固定費を減らす
           ------ 変動費を減らす


・相手の話に耳を傾けて積極的に話を「聴く」という、アクティブリスニングです。これは、人を気持ちよく「動かす」ことにも通じるテクニックです。


・「聴く」ための12のテクニック

1 相手の話は最後まで聞く
2 常にメモとペンを持ち歩く
3 自分なりの答えを持ってから質問する
4 相手の質問には正面から答える
5 相手の主張は理由と結論に分ける
6 英語で情報収集する習慣をつける
7 海外の情報を活用する
8 得られた情報は、事実と推測に分ける
9 論理的な考察と主観的な感想を分ける
10 問題、課題、リスクをしっかり分ける
11 声をかけるタイミングを気をつける
12 電話・メール・チャットを使い分ける


・アクティブリスニングでは、うなずき/繰り返し/言い換えを会話に交えることで、ヒアリング相手と自分との距離感を縮めます。


・相手の主張は理由と結果に分ける(中略)

発言内容を「理由」と「結果」に分けて整理し、相手が一番気にしている「結果」を確認します。


・得られた情報は、事実と推測に分ける

事実情報の不足が思い込みによる勘違いを助長し、コミュニケーション齟齬を引き起こす。そのため、判断に必要な情報は、推測で補うのではなく、情報元に事実を確認する。


・論理的な考察と主観的な感想を分ける


・キラーフレームワーク:PAC思考

話をしていて、「相手にうまく伝わっていないな」と感じたとき、相手の理解力の向上を求めるのではなく、自分の伝え方を改善するのがビジネス・プロフェッショナルの流儀です。(中略)


PACとは、Premise(前提)、Assumption(仮定)、Conclusion (結論)の頭文字をとっら略語です。


・コミュニケーションミスを減らすコツは、お互いの共通認識を合わせることであり、「最終的な目的」を相手と共有することが最重要となる


・KISS の原則と呼ばれる情報伝達のルールをご存知でしょうか。「Keep It Simple, Stupid」 の略であり、「とにかくシンプルにしろ!」という意味の標語です。


・メールは即時性に欠けるものですが、先読みした内容を相手に送ることができれば、速やかに物事は進んでいきます。


・相手とのコミュニケーションを図るとき、まず最初に名前を呼びかけるのがビジネス・プロフェッショナルの流儀です。


・「空中戦」を避け、具体的に確認する(中略)

同じ言葉でも、過小な捉え方と過大な捉え方では大きな開きがあり、誤解の原因になります。(中略)


           【過小な捉え方】         【過大な捉え方】

来週まで     次週の月曜 朝まで      次週の金曜夕方まで
近日中      2、3日以内           半月以内
可能な限り    片手間で            全力で


・上司にとって理想の部下とはなんでしょう。(中略)「頼んだことに+αをして結果を出してくれる人」(中略)


「自分がC本部長の立場だったら、前回の資料があったほうが議論しやすいのでは?」と想像して、C本部長へそれを実際に聞いています。


・資料レビューは3段階(骨子・ドラフト・最終)に分けることでやり直しを最小限に抑えることができる、レビュー者を共同作成者として巻き込んで自分の味方にすることもできる


・仕事を頼むときには依頼と期待を伝える


・わかりやすい議事録を書くためのコツ

一文は短くする
 ●読点は5つ使う長文は(中略)3つ以下に抑える(中略)


箇条書きを活用する(中略)


主題と述語のつながりをシンプルにする
 ●主題と述語は近くに配置し、かかり言葉はシンプルにする(中略)


指示語の使用をできるだけ控える
 ●「これ」、「それ」、「あれ」の使用頻度が減るように文章を作成する


専門用語は発言内で意味を補足する


・議事録の三原則

原則1:会話順ではなく、議題ごとのくくりで並べる
原則2:大きな議題から小さな議題へとつなげる
原則3:決定事項は発生箇所毎にマークする


・プロフェショナルであり続けるための23の姿勢(中略)

1 「できません」と言わない
2 どんな仕事でも学びとる姿勢を持つ
3 情報自体ではなく、とり出し方を覚える
4 重要な数字は優先的に暗記する
5 会議に臨む前に参加意義を考える
6 担当未確定の課題は率先して引き受ける
7 根拠がなくても自信を持って説明する
8 仕事を任せたら口出ししない
9 会議には理由なく遅刻しない
10 出社と退社のあいさつをする
11 相手に体を向けて会話する
12 不快感を持たせない言葉づかいをする
13 不快感を持たせない態度を心がける
14 チームメンバーの悩みを積極的に聞く
15 仕事以外の話もできるようにする
16 相手をほめるときは理由を添える
17 上司とは、建設的な関係になる
18 前向きな姿勢が問題を打開する
19 「次にどうするか」を常に考える
20 ロケットスタートを狙う
21 ロールモデルを選んで優れた点をマネる
22 チームの外側にメンターを持つ
23 職場以外のコミュニティを見つける


・「できません」と言わない(中略)

作業負担が高くて丸々引き受けることができないこともあるでしょう。そんなときは、「もし~でもよければ、できます」という言い方で、どんな条件であれば引き受けることができそうか、逆提案をしてみて下さい。


・手に体を向けて会話する(中略)

目線だけ(中略)
顔だけ(中略)
体全体


・相手を不快にさせる言葉(中略)

過剰に否定的な表現
 ●「絶対違う」「まったく思わない」「100%無い」等の完全否定表現
 ●意見否定ではなく、「あなたは間違っている」等の個人否定表現

あいまいな表現
 ●「多分」「思います」等の推測表現(中略)
 ●「~のほう」等のぼかした範囲指定の多様

カジュアルな表現
 ●「パネェ」等の友達同士で使う言葉
 ●「っす」等の学生風の語尾
 ●「わたし的には」等の個人表現

言葉の誤用
 ●「おっしゃられた」「課長様」等の二重敬敬語
 ●「了解」等の目下向け表現を上司へ使う(中略)

口癖の多様
 ●「え~」「そうですね」等の受け始めの言葉(中略)
 ●部外者を含む場での社内用語

不適切な話題
 ●相手の信念(支援政党、宗教、スポーツ等)をおとしめる話題
 ●年齢、身体的特徴(ハゲ、デブ等)
 ●自慢話の過剰な繰り返し


・好ましくない態度

ため息(中略)
舌打ち
腕・足組み
ジェスチャー 指差しやあごを使った指示出し(中略)
小道具いじり 携帯電話をいじったり、ペンやノート、プリントなどを眺めていたりする


・「次にどうするか」を常に考える(中略)

不利な局面に置かれても、そこから悪化させない、もしくは改善に向けたアクションを提案する

・ロールモデルを選んで優れた点をマネる(中略)

自己成長を果たすための一番の早道は、自分より秀でた何かを持っている人を見つけ、その優れた点をマネることです。(中略)

ロールモデル(目標像)に適していない相手(中略)

接点がほとんどない(中略)
マネたいと感じる魅力がない(中略)
自分のスタイルと明らかに異なる(中略)
あなたの成長を歓迎しない


●書籍『外資系コンサルの仕事を片づける技術』より
吉澤 準特 著
ダイヤモンド社 (2013年6月初版)
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