このページは、書籍『明日のメディア』(志村 一隆 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・メディアビジネスの源流は郵送される雑誌(中略)
出版社は、雑誌を直送することで、エリア、年齢、職業、性別などの読書情報を把握していたのです。そして、その属性情報が車や飲料、不動産など広告を出す企業にとって、貴重であり、雑誌の広告枠が高く売れたのです。
・日本ではテレビは視聴者を同時視聴させるのが強みだと言われますが、時差のある国ではエリアによってその時間がズレるのです。
・メディアビジネスとは、たくさんの人を集める場所に広告を出すクライアントを募るビジネスで、コンテンツビジネスとは少数でも自分たちのコンテンツのファンを見つけて買ってもらうビジネスのことです。(中略)
メディアでコンテンツを楽しむのは基本的に無料ですが、コンテンツビジネスは有料です。
・いくらアンドロイド機器が売れてもグーグルは儲かりません。では、どこで儲けるのか? アンドロイド機器上でユーザーが消費するコンテンツ配信する広告で儲けるのです。
・「BMWを買った人の50%は7日以内に花を買うんだ」(中略)
「ウチのセマンティック検索エンジンを使えば、誰も気づかなかったユーザーニーズの関連性を見つけられる」(中略)
セマンティック検索エンジンとは、サーバーが今までのデータ分析をもとに予測した検索結果を教えてくれるプログラムのことです。(中略)
「これからの広告ビジネスは、顧客データではなく行動データがキーポイントである」と熱く語られていました。
●書籍『明日のメディア~3年後のテレビ、SNS、広告、クラウドの地平線』より
志村 一隆 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011年10月初版)
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