このページは、書籍『イライラしたときに冷静になる方法』(植西 聰 著、扶桑社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・イライラしている時って、もっとイライラするようなイヤなことが続けて起きたりしませんか? それは、心にマイナスのエネルギーがたまってしまい、マイナスの出来事を呼び寄せてしまった結果です。一時的にイライラするだけでも、心はマイナスの状態に傾きます。
・イライラしてばかりいる人としない人の違いは、状況にあるのではなく、その人の考え方にあるのです。状況は変えられなくても、考え方は変えられます。ですから、あなたもイライラしない人になることはできるのです。
・イライラしやすい人の特徴(中略)
一言でいうと、イライラしやすい人は、「自分は間違っていない」という気持ちが強い人です。「私は正しい」という気持ちが根底にあるため、自分をイライラさせる相手イコール「正しくない相手」ということになり、すぐに腹を立てます。
・イライラには二種類のイライラがあります。それは、何か思い通りにならないことがあった時に、瞬間的に湧き上がってくるイライラと、過去の経験が原因でときどき湧き上がってくるイライラです。
・イライラした時は、「ああ、私は今、イライラしているなあ。まあ、毎日がんばっているんだから、こんな時もあるよね」というように、冷静に自分の気持ちを見つめてみましょう。
・「こんな人のためにイライラするのは損だ」と考えると、イライラするのがバカらしく思えてくるものです。(中略)そんな人の相手をするヒマとパワーがあったら、何かいいことをするために使いましょう。
・イライラしにくい人というのは、最悪の状況を想像して、「○○に状態に比べればずっとましだ」と考えるものです。その方が、ハッピーに過ごすことができるからです。
・イライラする場面への対処法(対人編)(中略)
人とのやり取りでイラついたとき、一番大切なのは、感情的にならないことです。カッときたり、イライラした時は、まず気持ちを落ち着かせるように努めましょう。
・威張っている上司へのイライラはユーモアで解消する(中略)
具体的には、「死んじゃえ!」というようなシリアスな悪口ではなく、誰も傷つかないような、上司に対する“お仕置き”を考えることにしたのです。
「焼きそばを食べて、歯に青のりがいっぱい付いてしまえ!」
「上司がいつも食べている社員食堂のメニューが売り切れになってしまえ!」
「髪の毛がピンピンはねてしまえ」
「大事な会議中にクシャミをしてしまえ!」
「トイレで紙がなくなってしまえ」
という具合です。
・遅刻常習犯へのイライラ(中略)解消(中略)
「この人は遅れてくる人」という前提で付き合うのです。(中略)最初から決めてしまうと、待ち合わせ場所をベンチがある場所や喫茶店にして、長く待たされても疲れないようにするとか、時間をつぶすために文庫本を持っていくというふうに、自分でも待ち時間をイライラしないように工夫することができます。
・自分ですべて解決しようとせずに、協力を頼むのも、イライラを解消するのに効果的な手段なのです。
・イライラ気分を解消する方法(中略)
1 甘い物を食べる(中略)
2 足踏みをする(中略)
3 ガムをかむ(中略)
4 夜空の星を見る(中略)
5 美容院やマッサージに行く(中略)
6 一流ホテルに泊まる(中略)
7 明るい友達と話す(中略)
8 クラシック音楽を聴く(中略)
9 紙にイライラの原因を書いて破り捨てる(中略)
10 深呼吸する(中略)
11 数字をカウントダウンする(中略)
12 体に刺さった矢を抜くイメージを頭に思い浮かべる(中略)
13 言葉からパワーをもらう(中略)
14 カラオケで歌う(中略)
15 好きなタレントの写真を見る(中略)
16 好きなものを食べる(中略)
17 鏡に向かって話しかける(中略)
18 録茶や紅茶を飲む(中略)
19 掃除をする(中略)
20 ぐっすりと眠る
・イライラ気分を解消する方法(中略)
甘い物を食べる(中略)
甘い物には「セロトニン」という脳内物質の分泌を多くする働きがあります。このセロトニンには、ある種の精神安定剤的な働きがある(中略)
イライラしやすい人は、ポケットにアメを入れておくと役にたつでしょう。
・紙にイライラの原因を書いて破り捨てる
イライラした時、紙にその原因を書いて破り捨てると、イライラ気分を解消することができます。これは一種の暗示です。イライラの原因を書いた紙を破ったことで、イライラの原因も消えてなくなった、と脳が考えるのです。
・体に刺さった矢を抜くイメージを頭に思い浮かべる
イライラの原因が誰かからの言葉だった時に効果的な方法です。(中略)相手から言われた言葉が矢のように自分の体に刺さっているからというふうにイメージします。次に、その体に刺さっている矢を次々と手で抜いて、地面に叩きつける動作をするのです。矢を抜いたあとは、「ああ、これでイライラの原因がなくなった。スッキリした」と口に出して言ってみましょう。
●書籍『イライラしたときに冷静になる方法』より
植西 聰 著
扶桑社 (2008年3月初版)
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