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三品 和広 氏 書籍『経営戦略を問いなおす』(筑摩書房 刊)より

このページは、書籍『経営戦略を問いなおす』(三品 和広 著、筑摩書房 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・戦略の目的は長期利益の最大化にあると私は捉えます。しかるに、利益追求を忌み嫌う風潮は今でも根強く残っており、そこまで血道を上げて利益を追うべきものもののか、疑問に感じる方もいるでしょう。(中略)


売り手と買い手(中略)どちらかが一方的に得をするわけではありません。(中略)幸福度が増すはずと考えてよい


・キヤノンの躍進の原点は、一九六二年にさかのぼります。これは、カメラが絶好調の最中にあるタイミングです。ここで、キヤノンは創業の事業であるカメラに加えて、事務機事業への参入を決断したのです。(中略)


本当の戦略とは、こういうもので、やはり機を捉えることが本質的な重要性を帯びているのです。


・優れた企業は成長を「目的」とはしません。目を見張るような成長を遂げていても、それはあくまで「結果」に過ぎないのです。「目的」は、実質のあるところにあり、それが大きな価値を生み出すから自然に顧客が集まってくる、その結果として成長が実現する、そんな因果になっています。


・SWOT(中略)

これをツールと呼ぶのは名ばかりです。何を自社の強みと見るのか、弱みと見るのか、これは高度な判断の問題です。機会と脅威も同様です。歴史ある山代温泉郷の一角に利権を有することを強みと捉え、さらに大型観光バスの到来を脅威と見たのでは、ホテル百万石は生まれなかったでしょう。


・戦略とは何を意味するのか、百家争鳴のごとく諸説が乱立していますが、結局のところ、「立地」に「構え」を幾重にも重層的に絡め、その上で「均整」をとることと考えれば、わかりやすいでしょう。


・企業の命運を分ける戦略は、まさにここにあります。そう、「立地替え」です。荒廃の進んだ旧天地を捨て、新天地に打って出る。これをいかに実現するかという話です。「立地替え」は掛値なしの難業であり、時間もかかります。であるがゆえに、戦略の核心となるのです。


・戦略の本質は「為す」ではなく、「読む」にあります。経営者が持つ時代認識こそ、戦略の根源を成すのです。


・花王の大躍進をもたらしたのは、(中略)丸田芳郎という経営者です。研究職から三〇歳にして役員に登用されたという人物です


・キヤノンの多角化を率いたのは、(中略)賀来龍三郎とう経営者です。彼が企画調査課長の立場で第一次長経営計画を立案し、一九六二年に事務機への進出を初めて掲げました。


●書籍『経営戦略を問いなおす』より
三品 和広 著
筑摩書房 (2006年9月初版)
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