このページは、書籍『表現の技術~グッとくる映像にはルールがある』(高崎 卓馬 著、電通 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・探してでも見たくなるもの 教えたくなるもの を広告はもっていなければいけない。
・起承転結のワナ(中略)
「昨日、夕方から友達と飲んだんだけど、途中ではじめて会った人と意気投合しちゃって3時過ぎまで飲んで、そこから記憶がないんだけど、朝起きたら知らない人の家にいたんだ」
このしょうもない話を、結論から言う形にするとどうでしょう。「朝起きたら知らない人の家にいてさ」となります。このほうが話の劇性が上がることがわかります。劇性が上がると人は関心をもちます。
・つくる私たちが映像を考えるとき、この時間軸を有効に使うことができると、俄然そのエンターテイメント性は上がります。時間はドキドキをつくる最大の武器です。
・ズレが面白さになる(中略)
ズレを意図的につくる(中略)
警察官が容疑者を取り調べしているシーンがあります。それを入れ替えます。
※警官の制服を着た人が、「お前がやったんだろ」と問い詰められる。
・劇作家別役実氏の著書『別役実のコント教室―不条理な笑いへのレッスン』に笑いの種類の分類があります。そこには
(1) 言葉遊びの笑い
(2) 即物的な笑い
(3) キャラクターによる笑い
(4) 関係の笑い
(5) 不条理の笑い
・すべての映画はおよそ3幕で構成されていたのです。
1幕に 「問題の提議」
2幕に 「問題の複雑化」(信じていたものが崩壊する)
3幕に 「問題の解決」
●書籍『表現の技術~グッとくる映像にはルールがある』より
高崎 卓馬 著
電通 (2012年5月初版)
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