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書店における売上順位1位~25位まで紹介したい。
順位 |
企業名 |
販売額 (百万) |
前年比 |
店舗数 |
備考 |
1 |
アマゾン・ジャパン |
248,000 |
18.6 |
1 |
推定売上 |
2 |
TSUTAYA |
110,900 |
1.4 |
701 |
書籍売上のみ |
3 |
紀伊國屋書店 |
108,190 |
▲1.5 |
64 |
- |
4 |
ブックオフ |
76,670 |
1.3 |
1,059 |
中古本中心 |
5 |
ワンダーグー |
65,689 |
0.1 |
117 |
カスミ傘下 |
6 |
ジュンク堂書店 |
51,315 |
0.4 |
50 |
DNPグループ |
7 |
有隣堂書店 |
51,311 |
1.3 |
45 |
- |
8 |
未来屋書店 |
49,431 |
2.9 |
23 |
イオン傘下 |
9 |
ヴィレッジヴァンガード |
38,932 |
4.3 |
390 |
雑貨中心 |
10 |
楽天ブックス |
不明 |
- |
1 |
11年度 販売額 370億円 |
11 |
フタバ書店 |
35,198 |
▲5.3 |
68 |
- |
12 |
文教堂 |
34,306 |
▲3.6 |
191 |
DNPグループ |
13 |
トップカルチャー |
32,197 |
▲0.6 |
73 |
- |
14 |
三省堂書店 |
27,604 |
13.1 |
36 |
- |
15 |
宮脇書店 |
27,314 |
▲4.7 |
207 |
直営店のみ |
16 |
丸善書店 |
25,378 |
▲10.8 |
34 |
DNPグループ |
17 |
カルチェ・イケダ |
22,780 |
12.2 |
95 |
くまざわ書店系 |
18 |
リブロ |
22,507 |
▲3.5 |
88 |
日販傘下 |
19 |
セブンネットショッピング |
21,408 |
17.3 |
1 |
書籍売上 |
20 |
虎の穴 |
20,300 |
7.0 |
20 |
- |
21 |
いまじん・白揚 |
19,846 |
▲10.1 |
27 |
- |
22 |
精文館書店 |
19,575 |
4.4 |
48 |
日販系 |
23 |
ニューコ・ワン |
17,145 |
▲5.2 |
33 |
- |
24 |
八重洲ブックセンター |
16,900 |
0.0 |
13 |
鹿島建設系 |
25 |
明屋書店 |
15,900 |
▲5.6 |
71 |
トーハン傘下 |
※出版ニュース社より作成
売上順位 25位までの書店一覧。その中で 10書店が前年比マイナス。売上順位 150位まで拡大すると前年比マイナスの書店が 85書店もある。56.6%にのぼる。その中で 3年連続マイナスの書店が 33書店。14年 15年の消費税増税で書店の売上はさらに減少するだろう。そればかりではない、出版物の新刊ルートと言われている書店ルート・CVSルート・駅売店ルート・大学生協ルート・スタンドルート、どれをとってもマイナスから抜け出していない。
ネット書店のみが前年比をクリアしている。ネット書店の御三家と言われているアマゾン・楽天・セブンネットにツタヤオンライン・HMVエンタテイメントが追従している。書店兼業のネット書店はそれなりには検討はしている。
これだけ売上げが下がると、社員を減らしてパートを増加させている書店が多々ある。しかし、社員ほどの働きは望めないのが現状。よって、書店内の書棚は荒れ、接客が何処で覚えてきたかファストフード店と同じようになっている。これでは顧客は逃げて当然。出版物は説明が必要となる場合があるが、それができないのだから。
今後は、東京を中心に政令指定都市・中核市・特例市にある書店が中心となろう。老人化率が進んでいる市は生産年齢人口も減少しているので、ほとんど成長は無く、市街地の活性化も長続きせず、幻想に終わるのを地元の人は認識している。しかし、マスコミと議員はそれを商売にしようとしている。
寄稿 : 出版流通コンサルティング 冬狐洞 隆也 氏
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