このページは、電子書籍『図解 話さず決める!プレゼン』(天野 暢子 著、ダイヤモンド社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「通る資料」に欠かせない3つのポイント(中略)
ビジュアル 図解や写真なら読まなくても伝わる(中略)
シンプル ポイントを最小限に集約して伝える(中略)
カラー 色の組み合わせでメッセージを効果的に伝える
・「通る資料」に欠かせない3つのポイント(中略)
ひと目で内容がわかる資料ほどありがたいのです。
・大多数がゴーサインを出しやすい資料とは、金額や数値的裏付けが明示してあるもの。「これが、こんなに変わって、費用はたったこれだけ」というスタイルをとっているものです。
・見出しに効果絶大な体言止め(中略)
体言止めにしてみると一気に言葉が強くなります。(中略)最初に「~だ」「~です」を省く。次に「~の」「~な」などは言葉を装飾する言葉ですから1語にまとめられないかを考えてみます。「シンプルなドレス」であれば「シンプル・ドレス」、「従来の製品」なら「従来品」とする。
・見出し力を高めるトレーニング
例文
今回ご紹介したいミラックタオルの特徴は、なんと言っても抜群の吸水力です。
↓ 自由に書いた文章を1文にする
ミラックタオルの特徴は抜群の吸水力です。
↓ 「~だ」「~です」などを省く
ミラックタオルの特徴 抜群の吸水力
↓ 「~の」「~な」などを省く
ミラックタオル 特徴 抜群 吸水力
↓ 残った単語を並び変える
吸水力抜群、ミラックタオル
・接続詞カットで文章もスッキリ(中略)
メリットを引き立たせるには、使用前と使用後の状態を加えるのも効果的でしょう。「使用前:肩にフケが落ちる、髪が地肌に張りつく」「使用後:うるおいのある頭皮、髪にコシが出る」という場合なら、左に使用前の状態を書き、右に向かう矢印の先にメリットを書く。
・プレゼン資料は絞り込みほど魅力になる(中略)
プレゼン資料はズバリ10ページ以下に収めることをお勧めします。なぜ10ページか。それは両手の指で数えられる数であり、CMほどの数秒でパラパラめくることができる量だからです。
・究極の企画書はペラ1枚(中略)
何十ページにも及ぶ企画書など、「私の企画書は読まないでください」というメッセージを送っているに等しいことなのです。
・中身を見なくても判断させる表紙(中略)
企業や団体の敬称は「御中」で、「様」や「殿」は使いません。特に「殿」は目上の人が目下の人に使う敬称のため、取引先などには使わないようにしましょう。
・ノンブルひとつで資料の使いやすさが急上昇(中略)
相手のことを思えばページ番号は必要
「ノンブル」とは(中略)出版や印刷業界で使われる用語でページ番号のことです(中略)プレゼン資料にもぜひ降ってください。
・「© copyright 会社名」という表記をたまに見かけますが、これは間違いです。©自体がcopyrightを略した記号なので、並列させると重複表現になります。
・ライバルに差をつけるオリジナル・ツール(中略)
私が外部に資料を提出するときは、ポケットつきのクリアファイルを使っています。そして、ポケットには顔写真入りの名刺を入れるようにしています。
・どのフォントを選べばいいのでしょうか。ワードやエクセルなどのマイクロソフト製品なら、迷わず「MS P明朝」と「MS Pゴシック」の2種類をお勧めします。
・半角カタカナは使用禁止(中略)
くれぐれも「NTTコミュニケーンションズ」のように、社名などの固有名が半角カタカナにならないように注意しましょう。
・数字は半角と全角、2種類の表記がありますが、それぞれ役割が異なります。表計算ソフトのエクセルでは半角数字しか数値として認識せず、集計や関数計算などはできません。全角数字は文字の一種という扱いです。見出しなどを目立たせるには大きく太く見える全角数字を使ったほうがいいですが、計算など加工する可能性のある数字には必ず半角を使用してください。
・業界ナンバーワンを目指して日々頑張っている会社に向かって、「業界2位」「ナンバー2からの脱却」という文言をぶつけるのはかなり危険なことです。外部からそんな言葉を浴びせられてうれしい人はいません。
・円グラフにメリハリをつけるコツ(中略)
数字の多い順に項目が並び、少ない数字は「その他」でまとめた。特に強調したい数字は切り出して見せる
・ピクトグラムがあります。言語に頼らず、直観的に情報や注意を伝えるための資格に訴える図のことです。駅、空港、劇場、スタジアム、オリンピックや万博の会場など、多様な人が集まる公共空間で使われています。
・マイクロソフト・オフィス製品(中略)の「クリップオンライン」機能を使えば、ネット上の11万点以上(2008年5月現在)の豊富なクリップアートが無料でダウンロードできます。
・模様だけの背景は「負け図解」の代表選手(中略)
ふんだんにデザインされた背景を使うのは、実はかなり危険なことなのです。柄と文字が重なるとか、濃い背景色の上に濃い色の文字が重なると、読みにくくなることがほとんどです。(中略)白紙のページにレイアウトしていくことです。
・ビフォー・アフターの順序がもし逆になっていたら…(中略)
あるとき美容関係の広告で、左側に美しくなった「使用後」、右側に美しくなる前の「使用前」の写真が出ていました。(中略)
ヨコ書きのプレゼン資料で、時間軸が右から左に向かうのは明らかな誤りです。(中略)つまり、ヨコ書きの場合に「過去」「現在」「未来」のものを並べるなら、必ず左から右に向けて配置していくということです。(中略)
上下で「過去」「現在」「未来」を表現するなら、上が「過去」、中が「今」、下が「未来」という配置になります。
・とじ方で判断されるあなたの社会常識(中略)
左上1か所、斜め45度が常識
・人気企業の人事担当の方がいて、何千通も応募があると封筒を開けるのも大仕事ということでした。そこでその方は何で選別したかというと、封筒の裏側に投函した日付が入っているかどうか。それを書いてある人は常識があるということで残し、開封して応募書類を読むことにしたそうです。
●電子書籍『図解 話さず決める!プレゼン』より
天野 暢子 著
ダイヤモンド社 (2013年3月初版)
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