このページは、書籍『ユダヤ格言集』(ラビ・M.トケイヤー 著, 編集、実業之日本社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・今日、世界にユダヤ人は二〇〇〇万人もいない。たった一三〇〇万人ちょっとである。このうちおよそ二八〇万人がユダヤ人の古くて新しい祖国であるイスラエルに住み、残りが世界中に散らばっている。
・キリスト、マルクス、アインシュタイン、フロイト、ベルグソン・・・・・・オッペンハイマー、ロスチャイルド、ハイフェッツ、トロツキー、(中略)
人間活動の諸分野で輝かしい業績を残したユダヤ人
・アメリカの例をとってみよう。ユダヤ人はアメリカの人口の三パーセントにしかあたらない。それになのに、アメリカのノーベル賞受賞者のなかでユダヤ人が占めている比率をとれば、ほぼ四分の一になるのだ。
・ユダヤ人は顔に傷をつくってはならないので、髭を剃ることができない(もっとも電気カミソリは許されているのだ)。
・ユダヤ人のもう一つの特徴は、笑いを好む民族である。おそらくユダヤ人ほど、ジョークの多い民族はないだろう。これは、一つには迫害に耐えて生きるのに、笑いが必要だったためである。というのは、笑いは逃げ場であり
・人間はいろいろな要素から成り立っている。喜怒哀楽・・・・・・笑い、泣き、喜び、怒り、悲しみ、楽観し、悲観する・・・・・・どの一つの面だけを、強調しすぎてもならない。結局、人生はバランスなのだ。
・幸福をどうして計ったらよいのか。ヒントをあげよう。幸福は得ることによって計る、という方法がある。ほとんどの人は、得ることによって計っている。もう一つの方法は、失うことによって計ることである。この方法は、健康と病気に関係に似ている。
・してしまったことを悔やむより、したかったのにしなかったことのほうが、悔やみが大きい。(中略)失敗は有限であるが、可能性は無限なのだ
・人間は鉄より強く、ハエよりも弱い(中略)
人間の知力は、鉄よりも強いことがわかる。しかし、鉄をとかしたり延ばしてして、巨大な建造物をつくることができる人間も、ハエや蚊によってさされたり、その小さな虫が運ぶばい菌によって三か月も、あるいは三年も寝込むことがある。(中略)
人間が、自分よりも弱い、あるいはまったく小さいものに対しても、おそれを抱き、傲慢にならないようにと戒めている。つまり人間は謙虚でないと、この世はさまざまな危険に満ちているという教えである。
・▼本を読むだけで考えないのなら、いくら読んでも、ロバ(愚か者)が本を大量にのせて歩いているのと変わらない▲と、『タルムード』はいっている。
・長所を伸ばすことは、短所を小さくする最善の方法であるといえるのである。
・体重は計ることができるが、知性は計ることができない。どうしてだろうか。体重には限度があるが、知性には限度がないからである。
・理想的な男性とは、男の強さと、女のやさしさを兼ね備えている者である。(中略)
人間はつねに二つの対立する間に生きており、二つの対立するものをもっている。だから、一方に偏らないように、バランスをとっていかなければならない。
・自分を笑える者は、他人に笑われない(中略)
あまりにも自己中心的な者は、自分を他人と同じように冷静に眺めることができない。外へ向ける目があっても、内へ向いている目をもっていない。こういう者は、他人を笑うことができても、他人に笑われると怒るし、自分のどこがおかしいのかわからない。
・人間には、一〇〇〇を熱心に求めるあまり、一を軽んじ、結局は〇しか得られない者がいる。一〇〇〇がほしかったら、一を大切にしなければならない。一攫千金を狙ってはならない。
・奇跡を願っても良い。しかし、奇跡に頼ってはならない。(中略)
幸運を願っても良い。しかし、幸運に頼ってはならない
●書籍『ユダヤ格言集』より
ラビ・M.トケイヤー 著, 編集
助川 明 翻訳
実業之日本社 (1975年2月初版)
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