このページは、書籍『逆風を追い風に変えた19人の底力』(田原 総一朗 著、青春出版社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・株式会社ファーストリテイリング
代表取締役会長兼社長
柳井正さん(中略)
ダメならすぐに「見切りをつける」(中略)
「これは海外でも同じことですが、ダメだと思ったらすぐに閉めた方がいいと思っているんです。そして、また再トライできるように準備する。我々の持つ資源は限られていますから、それをいかに有効に活用するか。そのためには、決断を速やかに行い、再び挑戦する。そのスピードたタイミングこそが大切なんですよ」
※柳井正 氏談
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・株式会社玉子屋
会長
菅原勇継さん
代表取締役
菅原勇一郎さん(中略)
聞くと玉子屋というフードビジネスの会社なのだという。東京と神奈川県の一部を営業エリアとし、ビジネス街を中心に1日6万8千食もの弁当を販売し、年商は72億円にものぼるというから、並の弁当屋とはまるで桁が違う。
・普通は、いかに原価率をおさえるかを経営者は必死になって考えるものだが、玉子屋では逆。何と原価率を意識して上げるわけ。これが利益を還元するということだ。(中略)
5月決算の玉子屋では、3月くらいに出ている利益を4月、5月の食材費に投入し原価率を60%くらいにしてしまう。当然、これが430円の弁当かと驚くようなクオリティの高い素晴らしい弁当になる。
・データの管理にも抜かりはない。回収した弁当箱の残り物からメニューの人気不人気が一目瞭然となる。それをデータとして蓄積し、メニュー開発に反映させるから弁当は進化していく。その味こそが、口コミで顧客を開拓するための最大の武器になるのだ。
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株式会社ローソン
代表取締役社長
新浪剛史さん(中略)
・全国を7ブロックに分け、支社が統括するリージョナルカンパニー制にしたのだ。新浪さんは“道州制”といっているのだ。各支社が独自の経営判断を行うことが出来る仕組みになっている。
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・飲食業界では年間17万軒がオープンする一方で、同じ数の店が閉店に追い込まれるという。
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株式会社上昇気流
代表取締役社長
笹田隆さん(中略)
・オープンして2年なっても、いまだ人気が衰えないという居酒屋「魚真」を訪ねてみた。
居抜き物件を活用して、初期投資を10分の1に(中略)
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株式会社JR東日本
ステーションリテイリング
前代表取締役社長
鎌田由美子さん(中略)
・「ecute」では、千円から1500円がボリュームゾーンになる。それは特定の人や友達のための購入するパーソナルニーズが強いからだという。あの人にちょっと食べさせてあげたい。そんな気持ちを大事にしているのが「ecute」なのだという。
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・メディアは公平、公正でなければならないし、社会の公器として決して偏った報道はしてはならない。
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“小さい力”を集めて
“大きな力”にする「発掘力」(中略)
ミュージックセキュリティーズ株式会社
代表取締役
小松真実さん(中略)
・具体的には1口1万円から募集されるファンドに応募し、その資金が作品製作、製造費用、宣伝費用に充てられる。CDの売上に応じて分配金が生じ、これが配当となるが、中には30%を超える高配当を記録したアルバムも存在するという。
●書籍『逆風を追い風に変えた19人の底力』より
田原 総一朗 著
青春出版社 (2009年2月初版)
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