このページは、書籍『ソーシャルもうええねん』(村上 福之 著、ナナ・コーポレート・コミュニケーション 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・◎カネで買える「ネット上の人気」
サイトなど Twitter
販売されているもの フォロワー
数量 5000人分
価格 3,800円
サイトなど Facebook
販売されているもの いいね!
数量 5000人分
価格 15,000円
サイトなど YouTube
販売されているもの 再生数
数量 5000回再生
価格 2,300円
サイトなど GooglePlus
販売されているもの Plus
数量 2000人分
価格 48,000円
サイトなど Web
販売されているもの アクセス
数量 10万アクセス
価格 13,520円
・「Facebookにおける広告のクリックのうち80%は、機械的にコンピューターが行っているもの」と言う協力会社も出てきました。(中略)多くのソーシャルマーケティング信者は、機械的にコンピューターがクリックする広告に何億円もの広告費を払ってきたのかもしれません。
・モバゲーの「現在の仕事サークル」に見る職業分布(中略)
圧倒的に、トラックやバスの運転手や介護関係が多いです。ネクタイ着用率が非常に少ない気がします。女性は人数の割合から、夜の職業の方が多いように見えます。
・この世には、誰もがウソとわかっていても誰もつっこまない数字が3つあります。一つは、中国のGDP(国内総生産)、もう一つは、デーモン閣下の年齢、最後のもう一つは、Facebookのユーザー数です。
・Facebookファンの販売例:500人=34.99ドル
・つい先日、ネットやテレビで年収12億円のアフィリエイターの男性が、話題になりました。(中略)そこで、その会社を信用調査しました。自称売上10億円の会社を調べた結果、2010年9月設立で、2011年8月決算の売上が2200万円程度でした。億どころではないのです。
・量産されるトップランナー(中略)
楽天の「中カテゴリー」は300種類以上あります。つまり、300種類×365日=10万9500、1年にデイリーカテゴリー別ランキングで「楽天で1位!」を取った商品は最大で約11万個ある、ということになります。
・踊らされず活用すべき「1位」のカラクリ(中略)
「iPhoneのナントカランキングで1位を取りました!」という話を、よく聞かされます。しかし、iPhoneのアプリカテゴリーは23個あります。さらに、iPhoneのランキングは僕が知る限り1日に8回くらい変わります。その結果、1年で365日×8回×23=67160個の「1位」が量産されます。
・ネットは災害に強い! と勘違いしている人は「ワンセグ」と「ラジオ」の強さを知った方がいい(中略)
ワンセグは、地震直後でもバリバリ動いていました。(中略)ただ、電池の耐久時間が最悪です。電波のつながりが弱いです。
・見返りがないほうが、募金が多いというのは、非常に不思議な気分でした。(中略)最低募金額を3分の1にしたところ、集まる金額も3分の1くらいになりました。
・ブログの文章が長い人は、以下のタイプのどれかに当てはまります。
●仕事はスマートだが、人として「面倒くさい」
●仕事で関わると「面倒くさい」が、人としては大変尊敬できる
●仕事で関わっても「面倒くさい」、人としても「面倒くさい」
・どんなにベテランになっても、何かを学ぶ時には、プライドも恥も捨てて、素直に「地道に写経する精神」だけは、ずっと持っていたい
・競争が激しいところに行くから、価格はたたかれる(中略)
「はてなブックマーク」が1000以上ついた話題がいくつも出た場合、その業界はもうアドバンテージがないと思っています。
・リスクを最小限にしたければ、ジーパン屋になることです。かつて、アメリカでゴールドラッシュがあったとき、多くの人たちがイギリスからアメリカに金を掘り当てに移民してきました。そして、そのほとんどの人たちが金を掘り当てずに人生を終えました。誰が儲かったのかというと、金を掘っている人たちに、丈夫な作業着のジーパンを売っていた「リーバイス」という会社です。
・瞬間的に何度も会うと印象がよくなる(中略)
大事なのは、接触時間ではなく接触回数です。面談の中身はなくてもいいですから、短時間に何度も会うと、それなりに印象はよくなります。
・好きだからできるようになるのではない。できるようになったから好きになるのだ
(中略)「好きなこと」のみをやっていくと、何もできない無限ループに陥る可能性がすこぶる高い。「とりあえずやってみる人」のほうが好きなものを見つけやすいですし、ずっとハッピーな未来があると思います。
・ガンジーも独立運動を起こす前に、新聞社を興しました。それをメディアにして、自分の思想のムーブメントを広め、独立運動をなしとげ、当時、イギリスの植民地だったインドを独立に導きました。彼が新聞社を興さなければ、インドは今でもイギリスの植民地のままかもしれません。
・いいものを作るもの大事ですが、メディアを作ってリーチするパスを確保しないとムーブメントを起こすのは難しいと思いました。
・本当に自殺するのは若者ではなく、オッサン(中略)
●日本の自殺者は30代から60代の無職のオッサンが大多数です。
●女性の自殺者は3割程度です。
●学生の自殺は2パーセント程度で、チョコボールの銀のエンゼルより少ない。
●書籍『ソーシャルもうええねん』より
村上 福之 著
ナナ・コーポレート・コミュニケーション (2012年10月初版)
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