このページは、書籍『アイデアの選び方~アイデアは、つくるより選ぶのが難しい。』(佐藤 達郎 著、阪急コミュニケーションズ 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・パソコンのマウスの話はご存知でしょうか? 今ではすっかり普通になり、パソコンには欠かせないものになったマウス。あのマウスを最初に商品化したのは、天才スティーブ・ジョブズ率いるアップルコンピュータでした。(中略)
しかし、あのマウスのアイデアは、アップル社やスティーブ・ジョブズが考え出したオリジナルのアイデアではないのです。大企業の研究所で開発され、実験され、しかし“選ばれず”に、商品化を“決めてもらえず”にいたアイデアであり、技術だったのです。
・アイデアを“選ぶ・決める”ための6つのステップ。
ステップ①
まずは、A4用紙1枚に1案を書く、ことから。
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ステップ②
そして第一次予選! 机にA4用紙を並べて、粗選りを始める。
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ステップ③
壁に貼って、方向性ごとに分ける。方向性の名前を貼る。
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ステップ④
入れ替える。方向性の分類そのものも、変える。
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ステップ⑤
方向性ごとの一等賞を決めていく。全部で3案に絞る。
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ステップ⑥
最後の最後、1案に決める時は、感覚も総動員して。
・MECE(ミッシー)(中略)要するに「重複なく・漏れなく」ということになります。
・数十案から1案を、あるいは100案から1案を“選んで・決める”時に必要なものは、「細部」ではなく「コンセプト」と「イメージ」です。(中略)
「コンセプト(理屈・左脳・言語化)」と「イメージ(感覚・右脳)」の両方を適切に持つことが、とても大事です。
●書籍『アイデアの選び方~アイデアは、つくるより選ぶのが難しい。』より
佐藤 達郎 著
阪急コミュニケーションズ (2012年11月初版)
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