このページは、書籍『もう、年金に頼らない』(中村 静雄 著、国際語学社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・二〇一二年六月、厚生労働省から「健康寿命」という指標が発表されました。これは、健康面において支障なく日常生活を送ることができるとされる期間のことで、二〇一〇年の男性の平均は七〇・四二歳、女性は七三・六二歳でした。同年の男性平均寿命は七十九・五五歳(女性は八十六・三〇歳)ですから、男性にとっては還暦からの約十年間が、日常生活に支障なく生活できるという目安になります。(中略)
還暦から数年は働けるとして、体力が落ちてくるのはいつ頃だろうかと考えるとき、この指標は良い基準になります。
・「所得代替率」という言葉をご存知でしょうか。これは公的年金の給付水準を示す率で、モデル所帯(夫婦二人)の受給開始時の年金月額が、現役世代の男性の平均月収の何%になるかで示すものです。(中略)
現在、政府は約五十%を目標ラインとしています。つまり、現在の平均的な年金受給額は現役時代の半分程度とみることができます。
・国税庁の発表によると、二〇一一年度のサラリーマンの平均年収が約四〇九万円ですから、手取りが八掛けの三二七万円とすると、年金はその半分の一六四万円になります。いち所帯あたり、一か月約十四万円の生活になるのです。
・会社に頼り、配偶者に頼り、そして年金に頼る。その「頼る」人生が、あなたの老後の自由を狭めることになるのです。
・気持ちの持ち方を「受動」から「能動」へ切り替えることです。「受」の動きは、受ける、待つ、動かない、してもらう・・・・・・ですが、「能」の動きは、与える、計画する、動く、してあげる、できる・・・・・・などです。
動かず誰かに「してもらう」姿勢ではなく、自ら動いて「する」ことが自立の本質なのです。
・インターネットビジネスで私たちが得られる「四つの自由」(中略)
◎経済的拘束からの自由(中略)
◎場所的拘束からの自由(中略)
◎時間的拘束からの自由(中略)
◎精神的拘束からの自由(中略)
・インターネットビジネスの8つの特長
①先行投資がいらない
②ひとりでもはじめられる
③商品を自分で作れる
④販売価格を自由で設定できる
⑤利益率が高い
⑥市場に地域枠がないため、グローバルなビジネスができる
⑦時間や場所に縛られない
⑧ビジネスを複数化できる
・お客様の困っている状態(マイナス)と解決された状態(プラス)の振れ幅が大きいほど、その用品には高い価格がつけられることになります。
・利益率の改善は努力ではなく、ビジネスモデル自体の選択にある
・現在の日本では、どんな資格であれ、資格を持っているから安泰ということにはなりません。当たり前ですが、開業医でも弁護士でも「お客さん」があっての資格です。お客様を集めることが大切なのです。
・インターネットビジネス(中略)「何を売るか」(中略)
ここではひとまず「何を売るか」は考えないようにしましょう。(中略)
売る「モノ」を探すのではなく、あなたの中にある「価値」を探してみるのです。
・さあ、あなたの価値探しに入ろう! 還暦で人生の棚卸し(中略)
●これまで興味があったこと、嗜好を年代別に書き出す
(何時間やっていても飽きないこと、のめりこんで他人から呆られたことなど)
●これまでお金をかけてきたことを年代別に書き出す
(車、家、株、骨董、絵画、音楽、特別な趣味など)
●得意なことや達成したことなどを年代別に書き出す
(職歴、実績、専門知識、資格、技術、表彰されたことなど)
●現在あなたが利用できる環境を書き出す
(人脈、所属しているコミュニティ、団体、業界など)
・料理を切り口にしたビジネスが、いったいどのように具体化されたのでしょう。(中略)
料理を、たとえば「モノ」「技術」「知識」「人脈」といった要素に分解してみましょう。この四つの要素は、私がよく行なう分解要素です。
●モノ・・・・・・食材の素材、料理道具など
●技術・・・・・・料理の仕方、手順、食材を活かす使い方など
●知識・・・・・・料理の知識、素材の特徴を活かす料理法、薬膳などの実践法、職制限のある人のための美味しくて健康に良いレシピ、目的別レシピ集
●人脈・・・・・・料理好きな友人たち、ジャンル別の料理人、料理店、プロのシェフ
それでは、分解した要素をビジネスに置き換えてみるとどうなるでしょう。
●モノ・・・・・・素材なら、産地の新鮮な食材を使った料理方法で特長を出したり、自然食品を欲しい人に販売する。(中略)
●技術・・・・・・時間がない人や、必要とする人のための代行料理の検討。
●知識・・・・・・料理教室や料理法のセミナーを健康目的などの特長を備えて開く。
●人脈・・・・・・(中略)有名シェフの料理店などの紹介や、繁盛店有料学習ツアーを企画。
・代金決済は実際にお金が移動する行為なので、信頼性が第一です。個人の口座を振り込むよりは名前が知られている法人の口座へ振り込む方が、支払う人は安心でしょう。つまり、個人で営業するよりも販売代行専門の会社に委託するほうが決済面では購入者の気持ちに沿っていることになります。
・できるかじゃない。やるかやらないかだ
・人が動かされるのは理屈ではありません。理屈や計画ではなく、夢や理念です。人の心の奥底にさざ波がたつのは、夢や希望に心が動くからです。
・死を意識すると、
●生活の優先順位が明確になる
●考えや言うことにブレがなくなる
●判断が早くなる
●判断に誤りが少なくなる
●書籍『もう、年金に頼らない~月収5万円からはじめるインターネット起業入門』より
中村 静雄 著
国際語学社 (2012年11月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.