このページは、書籍『行列ができる 奇跡の商店街』(吉崎 誠二 著、青春出版社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・2006年5月には、中小企業庁が「がんばる商店街77選」を発表し、全国の繁盛商店街を世に知らしめた(2009年には「新・がんばる商店街77」を発表)。
※参考:中小企業庁「がんばる商店街77選」のウェブサイトはこちら
・------大須商店街(愛知県名古屋市)(中略)
改善を図るために事情を決定し、“仕分け”を行った。「みんなで考えた様々な案を、①すぐにできること、②3~5でできること、③10年でできること、④将来できたらいいなということ、といった分類で仕分けをして、すぐにできることからやろう! ということになりました。このときに意識したのは、大須に何が必要かという視点でした。無駄な出費を抑えつつ、大須らしさを生かしながら復活させる方法を模索したのです」
・------大須商店街(愛知県名古屋市)(中略)
私たちがいつも意識しているのは話題性なのです」大須商店街では「大須大道町人祭」や「世界コスプレサミット」以外にも、様々なイベントを行っている。
・------大須商店街(愛知県名古屋市)(中略)
たとえば週末ごとに「ふれない広場」にお目見えする「大須案内人」。紺色の法被(はっぴ)を身にまとい、「大須案内人」と書かれた黄色いのぼりを持って商店街を回り、買い物客らを案内したり、質問に答えたりする。案内人を務めるのは16名のボランティアで、商店街が独自に企画した「大須検定」の受験者、約60名の中から希望者を募って委任したものだという。
・日本の商店街を大まかに分類すると、次の3分類になるだろう。まず一つは、電車の駅があり、その周辺に商店が集まってきて発展した「駅前型」。(中略)
二つ目が、神社・お寺に向かう参拝客を迎えることで発展した「門前型」。このタイプで最も有名なのは浅草寺の周辺商店街だろう。(中略)
三つ目は市場型。このタイプには自然発生型的な市場型と、公設市場周辺型の2種類がある
・繁盛商店街の秘密1~独自のウリを持つ(中略)
ここでは、「自らしか持ち得ない、独自固有の長所を見つけること」、そして「その長所を徹底的に伸ばし、アピールすること」という経営の原理原則が見えてくる。
・繁盛商店街の秘密2~空き店舗を作らない工夫(中略)
もし空き店舗が発生したら、その店舗の借り手を探したり、店舗の売却を斡旋したりしている。
・繁盛商店街の秘密3~コミュニケーションの重要性
私たちがなじみの商店街でモノを買おうというとき、ただ単にお金とモノの交換以上の“何か”を期待していることも多い。
・繁盛商店街の秘密4~笑顔を絶やさないリーダーの存在
・繁盛商店街の秘密5~そこですべてが完結する
●書籍『行列ができる 奇跡の商店街』より
吉崎 誠二 著
青春出版社 (2011年3月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.