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書籍『2014年版 読書世論調査』(毎日新聞社 調査)より

このページは、書籍『2013年版 読書世論調査』(毎日新聞社 調査、毎日新聞東京本社 広告局 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・読書の傾向(中略)

出版科学研究所のまとめでは、13年の書籍・雑誌の販売額は前年と比べ3.3%減少し9年連続でマイナスとなった。(中略)


一方、読書世論調査では、普段書籍を読むと答えた人の割合は54%で、前年より5ポイント増加し、雑誌も51%で4ポイント増えた。自分で本や雑誌を購入する人が減り続ける半面、公共図書館などを利用する人が増えていることが考えられる。


・書籍・雑誌の読書率(中略)

「読む」という人を年代別で見ると、20代が最も多く65%、次いで50代61%、40代57%、60代54%、30代53%。10代後半と70歳以上は「読まない」が「読む」を上回った。


・冊数・本数

書籍

1カ月に何冊くらい本(単行本、文庫、新書本)を読むかと聞くと、1冊が15%で最も多く、2冊が14%、3冊が7%、4冊が4%、5冊が2%、6~8冊が各1%、9冊以上が3%だった。「読まない」は51%。


・読む本のジャンル(中略)

今回も「趣味・スポーツ」が最も多く52%だった。続いて「日本の小説」45%、「暮らし・料理・育児」40%、「健康・医療・福祉」39%などで、これらの順位も昨年と同じだった。


・読む本のジャンル  (複数回答、数字は%) (中略)

男性

趣味・スポーツ   62
日本の小説     41
歴史・地理     30
経済・産業・マネー 27
健康・医療・福祉  27


女性

暮らし・料理・育児 65
日本の小説     49
健康・医療・福祉  49
趣味・スポーツ   44
エッセー・詩・短歌・俳句  22
児童書・絵本    22  


※多い順に記載者が抜粋。


・読む本のジャンル(中略)

今回も「趣味・スポーツ」が最も多く52%だった。続いて「日本の小説」45%、「暮らし・料理・育児」40%、「健康・医療・福祉」39%などで、これらの順位も昨年と同じだった。


・読む本のジャンル(中略)

男性は全年代で「趣味・スポーツ」を選んだ人が最も多かったのに対し、女性は10代後半~20代では「日本の小説」が最も多く、30代~60代になると「暮らし・料理・育児」に移り、70歳以上で「健康・医療・福祉」が最多になった。男女のライフサイクルや意識の違いが表れているようだ。


・2013年にミリオンセラーになった小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹著)と「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)。(中略)


1.「色彩」vs「海賊」

まず、これらの本を読んだかを聞くと、「色彩」は3%、「海賊」は4%の人が「読んだ」と答えた。調査対象の16歳以上人口は約1億1000万人だから、3%は330万人、4%は440万人になる。調査終了時点での「色彩」の発行部数は約105万部、「海賊」は上下刊合わせて約156万部だったので、多くの人が図書館や他人から借りて読んだことがうかがえた。


・健康本や料理本(中略)

実行してみた人は「役に立った」「役に立たなかった」を合わせて6割に上る。実用性に富み、満足度も高いことが、料理・健康本の人気を押し上げたとみられる。


・電子書籍をどんな端末で読んだかを聞くと(複数回答)、「スマートフォン」が68%でトップ、「パソコン」40%、「タブレット端末」21%と続き、「キンドルなど電子書籍専用端末」は4%だった。7割近くの人が手軽なスマーフォンで電子書籍にアクセスしているという結果が出た。


・インターネット(中略)

1.「ネットで本を買う」3割に

インターネットで本や雑誌を買うかどうかを尋ねたところ、26%が「はい」と答えた。「いいえ」は73%で、3割近くがネットで出版物を購入しているという結果が出た。男女差はあまりなかったが、年代別では20代~40代が高かった(「はい」が48%~39%)。


●書籍『2014年版 読書世論調査』より
第67回読書世論調査
第59回学校読書調査
発行:毎日新聞東京本社 広告局
発行年月 : 2014年3月初版
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