はい、可能です。書店向けのFAXには、4つの目的があります。
1、新刊案内
2、事前注文
3、書店拡販
4、既刊案内 です。
多くは1番と2番の利用ですが、着実に部数を伸ばしている出版社では、毎年同じ書籍をある特定時期に送って10万部まで伸ばした社もあります。
刊行から時間が経過した書籍でも、FAXDMで高い効果を取る方法があります。その方法は大きく3つです。
1、着実に部数を伸ばしているという実績を打ち出すこと。
2、現在の情勢や旬な話題などに自著を組み合わせること。
3、売れている本を調べて類書として便乗すること。 です。
具体的なFAXDM事例でご紹介すると、ある著者の方が、テレビ東京系列の経済番組で本のテーマと一致した特集が放映されたのを逃さず実施されました。結果、書店から注文数は以下でした。
5,000件の書店にFAXDMをして
・553件の書店から (11.0%の反響率)
・3,831冊の注文が来た。 (76.62%の反響率)
FAXDM後、出版元も予想外の反響があり増刷が決まったそうです。これは良いパターンで決して多くないですが好例の一つです。
また、他にも新刊と既刊本における書店での売上構成比率は、既刊本のが高いこともあります。eパートナーで、全国書店 301店にアンケートをとった結果、新刊 35%、既刊 65%の売上げ構成比率です。つまり、既刊本のほうが売れているということです。
ですので、書店は現在の情勢や、旬な話題などに関連する書籍と売れている本の関連書、もしくは、着実に部数を伸ばしている本であれば、欲しいと考えています。
時代に関係なく、普遍的な内容で息の長い本であることを書店に伝えることは大切な要素です。
それから、小社のクライアントの中でも多い利用法を見ると、「新刊案内」が圧倒的に多くなります。しかし、書店から見れば、「新刊案内」ばっかりなわけです。したがって、既刊本ということを逆手にとって書けば、
「通常は送ってこないのに……。
そんな中、わざわざ既刊本のFAXを送ってくるのは?」
と考えるのではないでしょうか。その理由を書くことで書店にとって「本を注文する理由」につながると考えています。
刊行済みの本のFAXDMで効果を出す3つのポイントを今一度まとめますと、
1、着実に部数を伸ばしているという実績を打ち出すこと。
2、現在の情勢や旬な話題などに自著を組み合わせること。
3、売れている本を調べて類書として便乗すること です。
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