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2013年度で、書店の売上実績が前年比マイナス10%以上の本屋13企業を紹介したい。
県名 |
市区名 |
書店名 |
売上額 (百万円) |
前年比(%) |
東京 |
千代田区 |
三省堂書店 |
24,158 |
-14.3 |
東京 |
日本橋 |
丸善書店 |
21,394 |
-18.6 |
愛媛 |
松山市 |
明屋書店 |
14,023 |
-13.4 |
群馬 |
高崎市 |
文真堂 |
11,576 |
-10.4 |
愛知 |
名古屋市 |
あおい書店 |
9,325 |
-21.3 |
東京 |
港区 |
福屋書店 |
4,081 |
-12.8 |
兵庫 |
姫路市 |
サムシング日栄 |
1,974 |
-18.0 |
大阪 |
大阪市 |
キャップ書店 |
1,470 |
-17.2 |
埼玉 |
大里郡 |
グリーンブック |
1,414 |
-12.2 |
大阪 |
枚方市 |
大阪水嶋書房 |
1,400 |
-28.6 |
岩手 |
盛岡市 |
さわや書店 |
1,241 |
-12.8 |
奈良 |
大和郡山市 |
啓林堂書店 |
1,213 |
-24.8 |
埼玉 |
さいたま市 |
書楽 |
1,020 |
-12.0 |
愛知 |
名古屋市 |
正文館書店 |
1,000 |
-10.0 |
青森 |
弘前市 |
テクラメディアン城東 |
989 |
-10.4 |
神奈川 |
小田原市 |
伊勢冶書店 |
926 |
-13.7 |
滋賀 |
甲賀市 |
三宝堂書店 |
923 |
-21.3 |
北海道 |
函館市 |
加藤栄好堂 |
873 |
-10.0 |
大阪 |
東大阪市 |
ヒバリヤ書店 |
846 |
-16.5 |
沖縄 |
宜野湾市 |
田園書房 |
757 |
-11.4 |
北海道 |
札幌市 |
なにわ書房 |
750 |
-20.0 |
神奈川 |
相模原市 |
中村書店 |
750 |
-32.0 |
神奈川 |
茅ヶ崎市 |
川上書店 |
728 |
-10.6 |
愛知 |
名古屋市 |
鎌倉文庫 |
712 |
-13.2 |
鹿児島 |
鹿児島市 |
金海堂 |
670 |
-12.5 |
埼玉 |
さいたま市 |
一清堂 |
650 |
-23.1 |
富山 |
富山市 |
清明堂書店 |
637 |
-22.0 |
大分 |
大分市 |
晃星堂書店 |
567 |
-12.0 |
東京 |
武蔵野市 |
ブックス・ルーエ |
552 |
-14.9 |
神奈川 |
横浜市 |
ブックスキタミ |
513 |
-23.8 |
福岡 |
福岡市 |
翔文 |
505 |
-10.9 |
奈良 |
大和高田市 |
ブックスヨシダ |
500 |
-106.0 |
2013年度書店売上げの内、年商5億円以上の書店で前年比マイナス10%以上の書店を選んで掲載した。
1年間だけでは何とも判断しかねるが、この中には3年連続前年比マイナスの書店も入っている。5年連続マイナスの書店も散見される。前年比マイナス5%以上の書店は多すぎて掲載できないが51書店ある。
書店不況の原因は、大きく4つある。
1、 インターネット・スマートフォンの普及
2、 図書館・新古書店の利用拡大
3、 消費者の時間の使い方とお金の使い方の変化
4、 読者人口の減少・生産年齢人口の減少と少子化
要するに、直ぐに本が手に入るなら消費者は何処で入手しても良いと変化したということ。新刊書店だけが本の入手先ではなくなったのである。
売上額は2013年1兆6823億円で2020年には1兆2000億円になると予測している。率にしてマイナス28.7%になる。リアル書店の売上減少は当面続くし、危ういのは中小書店だけでなく大手書店も同じ。取次も複合の方針を出しているが本の売場面積は減り出版社も減収になるという負のスパイラルが止まらない。
出版社も『書店を元気にさせたい』と言葉で言う前に行動で示してほしい。書店に元気がないと出版社も元気を出せなくなる。
寄稿 : 出版流通コンサルティング 冬狐洞 隆也 氏
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