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寺田 昌嗣 氏 書籍『子どもの速読トレーニング』(PHP研究所 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『子どもの速読トレーニング』(寺田 昌嗣 著、PHP研究所 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・この本は、子どもたちに「一ページを六秒で読む速読技術」という武器をプレゼントするために書いています。


・実は、一流のスポーツ選手には読書家が多いと言われています。サッカー日本代表の本田 圭祐 選手や長谷部 誠 選手、ゴルフの宮里 藍 選手や石川 遼 選手、プロ野球の小久保 裕樹選手・・・・・・。芸能界では。北野 武さんや太田 光さんらが有名です。


・小学校から大学までの学生時代に一〇〇〇冊以上、社会人になって二〇〇〇冊以上の本を読んだ人は、情報量、視野の広さ、思考・判断の速さなど、あらゆる点で高い力を発揮し、社会で評価されているということです。


・小学校時代に速読を身につけるとトクするわけ(中略)

本を読む量が増えるので、知識が豊かになり、読書力、読解力が上がります。勉強の効率も上がりますから、広い試験範囲を楽にこなせるようにもなります。また、長文を読まされる試験でも有利になります。さらに、速読で重視する集中力は、学習全般の効果を高めてくれるでしょう。


・読書にはさらに重要な役割があります。それは「興味」を育むという役割です。(中略)この知的な好奇心は、無理して作れるものではありません。(中略)調べたことが「わかった!」となるからこそ、さらなる未知への興味の「アンテナ」が芽生えます。「わかった」を得るには、言葉と体験という「受け皿」が必要です。


・親として意識しておきたいのは、「本を読む作業」と「文章を読む作業」は別物だ、ということ。わかりやすくたとえるなら、ライトな子ども向け小説と、算数の文章問題とでは読み方が違う、という話です。


・「読書力」を鍛えよう(中略)

アウトプットの機会を与えること。「わかったつもり」かどうかには、自分の言葉で説明しようとしてはじめて気がつきます。内容を本当に理解できているかどうか、説明させたり、問題を解かせたり、はたまた感想文を書かせたりと、アウトプットする作業が必要です。


・これまでにたくさん読書をした経験があって言葉を読み慣れている人は、一度に処理できる量が多いため、視野も広くなっています。さらに、「情報を読み取るぞ!」という意識も、視野の広さに影響します。


・速読ができるようになるためには、次の三つの要素が必要になるということです。

A 言葉の意味を処理する力を高める。
B 本をたくさん読んで、言葉と文脈の処理に慣れる。
C 視野をせまくしないような、ほどほどにリラックスした状態を作る。


・速読は「能力×技術×焦点」でなりたっています。集中力は、さらにその基本となる要素なのです。理想は、鋭い集中力を発揮しながらも、心身ともにリラックスして落ち着いている状態です。


・読解力を鍛える短文処理トレーニング(中略)

取り組むのは、次のような演習です。

①文節に区切り、言葉のつながりを整理する「分けて・つなぐトレーニング」→p.56。

②接続詞を使い越しなし、話の流れを的確につかむ「接続詞トレーニング」→p.62。

③言葉で表現されたことがらをイメージに変換する「イメージ化トレーニング」→P.66。


・授業で聴く力、吸収する力を高めるトレーニング(中略)

耳で聞いた情報を処理するトレーニングをすることで、読書のときには使わなかった脳や意識の回路を使うことになり、多角的な学習力アップにつながります。ぜひ「読む」と「聴く」の両面からのトレーニングで、「情報を処理する力」と「学ぶ力」をさらに高めていきましょう!


・理解・記憶の大原則である「まったく知らないことは、ちゃんと聴いても(読んでも)頭には残らない」


・パソコンソフトで速読が身につきにくいのはナゼ? (中略)

画面に表示される文字をながめるときの意識は受動的な状態ですので、能動状態の読書とは違うものなのです。


・ページ見わたしトレーニング(中略)
スキミングトレーニング(中略)
読解力アップ 分けて・つなぐトレーニング(中略)
       接続詞/イメージ化トレーニング(中略)
ストーリー聴き取りメモトレーニング(中略)
順番にタッチ!


・戦略的! 子どもを本好きにする方法(中略)

「本人が読みたい本」と「親が読ませたい本」を上手に混ぜながら(中略)本のジャンルを広げ、レベルを上げて


・記憶というのは「読んだ回数」ではなく「思い出した回数」に比例して強くなります。(中略)


中学年以降になれば、声に出すにせよ、紙に書くにせよ「思い出す工夫(仕掛け)」がなければ効果的な学習にはならないのです。たとえば、濃い赤ペンで文字を塗り、緑色のシートをかぶせた状態で、見えない文字を思い出しながら音読したり書き取りしたりといった工夫です。


・一ページ六秒で読めると、二〇〇ページほどの本なら一冊を二十分少々で読める計算です。これまで一度読んで終わらせていた本も、二度、三度と重ねて読む余裕ができます。最初は場面の流れをつかみ、二度目で丁寧に読むようにすると、読書の理解も味わいも深まります。


●書籍『子どもの速読トレーニング』より
寺田 昌嗣 著
PHP研究所 (2014年11月初版)
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