Tweet
2013年度の出版社上位 500社における年間売上総額を紹介したい。
売上順位 |
総売上 (百万) |
売上占有比 |
前年比% |
平均売上 (百万) |
1~5 |
416,220 |
21.97 |
0.1 |
83,244 |
6~50 |
558,730 |
29.49 |
▲6.6 |
12,416 |
51~100 |
250,850 |
13.24 |
▲8.2 |
5,017 |
101~150 |
153,888 |
8.12 |
▲13.1 |
3,077 |
151~200 |
94,477 |
4.99 |
▲14.2 |
1,889 |
201~250 |
66,161 |
3.49 |
▲10.9 |
1,323 |
251~300 |
49,943 |
2.64 |
▲9.0 |
988 |
301~350 |
40,345 |
2.13 |
▲8.5 |
806 |
351~400 |
34,543 |
1.82 |
▲5.0 |
690 |
401~450 |
29,779 |
1.57 |
▲4.2 |
595 |
451~500 |
25,700 |
1.36 |
▲4.5 |
514 |
500社計 |
1,720,636 |
90.81 |
▲6.6 |
- |
※ニッテン資料
※出版社の総売り上げは書籍・雑誌・広告及びその他の合計。
1兆 8948億 6400万で前年比▲6.7%。上位 5社は辛うじて前年比をクリア。後は出版社によってクリアしている企業とマイナスの企業が混在しているが全体としてマイナスとなっている。
売上上位 300社で 75.82%の占有比となり 500社で 90.81%となる。出版社全体で 3,588社存在するが其のほとんどが中小零細企業の集まりとなっている。上位 200位後半でも売上は平均 10億円に届かない。取次にとって出版社売上ランク 500位以下はどうでも良い話で物流コストが余計にかかっているだけである。
1996年をピークに 17年間出版物の売上は下がり続けている。今後も回復は期待出来ない。リアル書店の売上減少が当分続くと見る。その原因は出版社の提供する情報より消費者の情報選択が賢くなってしまったからである。
出版不況の原因を突き詰めれば4項目に絞られてくる。
1、 インターネット・スマートフォンの普及
2、 図書館・新古書店の利用拡大
3、 消費者の時間とお金の使い方の変化
4、 読者層人口の急激な減少・少子化と生産年齢人口の減少
他人に転嫁している話と思うが、出版業界ではどうすることも出来ない話で各社とも如何に効率を追求するかになってしまうだろう。
寄稿 : 出版流通コンサルティング 冬狐洞 隆也 氏
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.