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書籍『「本が売れない」というけれど』(永江 朗 著、ポプラ社)によると、書店は、本を売れば奨励金を得れるが、売れなければ違約金を取られるという合意のこと。incentive(インセンティブ)とpenalty(ペナルティ)の略語。つまり、仕入れの正味と返品の正味に価格差をつける契約となる。
たとえば、書店の仕入れ正味を65%にする。売れれば35%のマージンが得られる。そのかわり返品の正味は75%にする。返品すると10%分、書店は損をする。出版社は返品されても10%は儲かるというもの。「インペナ契約」や「インペナ方式」、「インペナ制」などと言うことも。
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