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弘兼 憲史 氏 書籍『さらに極めるフランスワイン入門』(幻冬舎 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『さらに極めるフランスワイン入門』(弘兼 憲史 著、幻冬舎 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・履歴書がワインの味を語る(中略)

まずはラベルを見てみよう。ラベルはフランス語でエチケットという、これには、一定のルールにしたがって、そのワインの身上が記載されている。つまりワインの履歴書なのだ。


・「シャトー○○」は、ボルドー地方の醸造元の名前だ。そのほか、ぶどうの収穫年、ワインの品質の目安となる格付け(ランク)、造り手の名前などが記載されている。


・フランスの所属するEUでは、ワイン法を制定し、日常消費用のワインと、それより上質の指定地域優良ワインに分けているが、フランスではそれぞれをさらに二つに分け、合計四つのランクに分類している。


・法律がワインの質を保証している


指定地域優良ワイン(クオリティワイン)

 AOC 数々の厳しい条件をクリアした最高格付けのワイン。(中略)

 AOVDQS AOCワインよりも1ランク下になるワイン。(中略)


日常消費用ワイン(テーブルワイン)

 Vins de Pays ヴァン・ド・ペイ 生産地が限定されたテーブルワインといわれる日常消費用ワイン。(中略)

 
 Vins de Table ヴァン・ド・ターブル 産地や収穫年の異なるぶどうやワインをブレンドしたワイン。


・ワインには飲み頃というものがある。長期熟成用に造られた最上級のワインには、二十~三十年たったことが飲み頃というものがあるが、赤ワインなら、たいていが十年内が飲み頃。


・古い味ほどよいわけではない。ワインのタイプによってはできたてのほうがおいしい場合もある。一般的には高級ワイン以外はそれほど長期保存する必要はない。


・赤ワインでも白ワインでも、明るく透きとおっているのがよいワインだ。もし濁っているようなら、ダメなワインと考えていい。ワインのなかに浮遊物があっても、ワイン自体が透明なら問題ない。


・一般に、脚がさらりとすぐに落ちるものより、ゆったり落ちる粘り気のあるもののほうが、良質のワインだ。


・グラスを回して2つの香りを知る(中略)

アロマ

注いだばかりのグラスに鼻を近づける(グラス内に鼻を入れてしまうといい)。この香りをアロマという。


ブーケ

グラスを数回回し(これをスワーリングという)空気と触れさせると、熟成していたワインが目覚める。この2つ目の香りがブーケだ。


スワーリングをしすぎると香りが失われる。数回で十分。何度も繰り返したり、ぐるんぐるん回すのは論外だ。


・軽いワインには軽いチーズ、コクのあるワインには濃厚なチーズを合わせるとよい。たとえば、カマンベールなど、白カビタイプには、軽めのワインがとくに合う。風味の強いブルーチーズには、コクのある甘口白ワインがおすすめだ。


・高級赤ワインが生まれる6つの村(中略)

サン・テステーフ(中略)
ポイヤック(中略)
リストラック(中略)
サン・ジュリアン(中略)
マルゴー(中略)
ムーリス


・ボージョレ・ヌーボーは。いまでこそ世界に名をとどろかせているが、第二次世界大戦まで、じつは地方都市リヨンの地酒にすぎなかった。ボージョレが有名になったのは戦後のこと。フレッシュで気軽に飲めることから、パリで人気が急上昇し、やがてこの名前は世界へと広がっていった。


●書籍『さらに極めるフランスワイン入門』より
弘兼 憲史 著
幻冬舎 (2003年12月初版)
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