おっしゃる通り、一番良いのは「会うこと」に勝るものはないと思います。顔も知らない、本を出した背景や企画意図もわからない、出版社と企業理念も知らないのでは、多くはその本を置きたいと思わないのが一般的です。
とはいえ、実際問題、そのように書店に訪問するとしても果たして何件回れるものでしょうか?
たとえば、貴紙の雑誌を扱う本屋を300件開拓するという目標であれば、1日10件訪問すると仮定しても30日かかります。
これは一日も休みもなく含めて、全部訪問した書店すべてで契約を取れればの話しです。実際、営業されれば断れるのが多いのが通例になります。
具体的な数字で例を出すと、仮に4件に1件の契約が取れたとしても、300件開拓するには、1200件を回らなくては行けません。1日10件訪問すると4か月かかります。
また、書店側であまり忙しくない日時にたまたま訪問できればいいのですが、行ってみたら忙しいと話しすら聞いてくれない。
何とか時間をとってくれたけど、説明すれば嫌な顔をされるなどといったことが多いのでないでしょうか。
このFaxDMの魅力のひとつは、興味ある書店員だけが自ら挙手してくれる点にあります。
つまり、「この本に興味あるから仕入れてもいいよ!」と言ってくれることです。
逆からいえば、営業時における嫌な顔をされたり、断れることもありません。というのは、興味ない人はスルーしてくれますので。
もちろん、今後送らないでといった依頼FAXは届きますが、実際に営業して断られるよりも、ましだと考えます。
最後に、決してFaxDMだけがいいというわけではありません。冒頭に申し上げた通り、会うことに勝るものはないと考えます。
ただ、使えるツールは使って、“接触頻度を高める” ことが重要なのではないでしょうか。人は知らない人から買うことは少ないので。
書店員との接触頻度を高めるためにメールでもいいですし、ラインやフェイスブック、インスタグラムでもいいのかもしれません。その本のことを知ってもらうための回数をツールで増やすことが大事だと思います。
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