このウェブサイトにおけるページは、書籍『Pot with the Hole 穴のあいた桶』(プレム・ラワット 著、文屋 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・「お前には穴があいている。毎日親方が一生懸命に我々を運んでも、お前のほうの水はこぼれてしまい結局は半分しか運べていない。何の役にも立っていないよ」
穴のあいた桶はとても悲しくなりました。(中略)
すると庭師は「お前は、私たちが通る道を見たことがあるか? たくさんの美しい花が咲いているだろう。あれは、お前のおかげなんだと。お前の穴を見つけたとき、私は道に花の種をまいた。お前に穴があいているおかげで私が水を運び上げるたびに、花の苗に水をやることができる。今では、きれいな花が咲き、ミチバチが密を求めてやってくる。一帯が見事な花園になっているんだよ」
・自分自身で選択し、身につけたことはランプを灯すことに似ています。ランプの光は、どんなに小さな光でも暗闇では見ることのできなかった世界を見せてくれます。それがランプの光がもつ力であり自分自身で選択し、身につけることで得た力です。その力は、闇を突き抜け、はるか遠くまで光を届けてくれます。
・言葉や情報を頭に入れただけでは、ほとんどのことは役に立たない(中略)言葉や情報はときに有益ですが、心と体を忘れてはいけません。自らの心と体を通して感じ、体験することで、ようやくその感覚があなたのなかに刻み込まれ、活かすことができるのです。
・人は一日に何度も時計を見ますが時計が本当に意味することを知らないかもしれません。時計が意味すること。それは、あなたは永遠には生きられないということです。時は一方向にしか進みません。
・今の習慣が、今の結果を招いています。違う結果がほしければ習慣を変えなければなりません。
・毎日イライラしてばかりいるから、イライラすることが上手になっていると。どんなことも毎日やっていれば、必ずそれがうまくなります。毎日怒っていれば、怒るのが上手になります。(中略)毎日理解しようとしていれば、理解するのが上手になります。(中略)
あなたが上手になりたいことは何ですか?
・水の力
川は流れます。力強く、柔軟に。川の水は、どちらに進むべきかを尋ねてしません。(中略)
途中で岩にぶつかることおもあります。岩は言います。「私たちは動かない。お前のほうが動け」「いいですよ。私が向きを変えましょう」と水が答えます。岩は勝ったと思うでしょう。でも岩は、川の水の本当の力には気づいていません。
水の力、それはあきらめないことです。水は、ゆっくりと着実に岩をけずっていきます。(中略)長い長い時を経て。ふと気がつくと岩のほうが動いている。(中略)さて、最後に勝ったのはfどちらでしょう?
大きな渓谷を見ると、水の力を実感します。一途に、あきらめずに続けることで岩をけずり、もともと流れたいと思っていた場所を流れている。(中略)
水はその力で、強固な岩さえ砕き、砂に変えてしまったのです。
・ある受刑者からの質問(中略)
ここにきて、(中略)変わることができました。どうしたら妻と家族に私が変わったことをわかってもらえるでしょうか?
ラワット:家族のために自分を変えようとしてもうまくいきません。自分自身のために変わることができたら、ミチバチが花に引き寄せられるように、家族はあなたのところに戻ってくれます。
・深い真理をシンプルな言葉で表現する彼の話
●書籍『Pot with the Hole 穴のあいた桶』より
プレム・ラワット 著
文屋 編集
発行:文屋 (2015年9月初版)
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