FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 安齋 玖仁 氏 書籍『古代憲法 先代旧事本紀大成経伝(二)』(エー・ティー・オフィス 刊)より

安齋 玖仁 氏 書籍『古代憲法 先代旧事本紀大成経伝(二)』(エー・ティー・オフィス 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『古代憲法 先代旧事本紀大成経伝(二)』(安齋 玖仁 著、エー・ティー・オフィス 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・古代憲法とは、「聖徳五憲法」のことで、先代旧事本紀大成経第七十巻憲法本紀に収められているものである。今から一四一二年、わが国で初めて明文化された国家運営の原則、基本法であり、憲法と名づけられたのも初めてである。そういうば、それは聖徳太子の十七条憲法ではないかと思われるかもしれない、そう、その原典がこちらなのだが。


・法とはまつりごとを正しく偏りなく行う方法の基本を示したものである。


・人にはそれぞれ役割と責任がある。それを乱してはいけない、賢くすぐれた人物が任官している間は賞賛する声があがるが、邪(よこしま)な者が役につけば禍(わざわい)が起き混乱が起こる。


・人を妬めばまた他人から妬まれるものである。嫉妬心から起きる災いは尽きることがない。自分より知慧があり勝れている者の存在を悦ばず、行いの正しい人に嫉妬する。そういうことをしていては、優れた良き人材を出すことができない。


・因果応報は、善きことをすれば極楽へ行き、悪ければ地獄へ堕ちることの両方を教えよ。これを知らずに悪行をする者も、教えを聞けば善を行おうとするものである。僧侶は仏典の通りに説き、私情を入れずに人々を善行へ導かねばならない。


・派を作る者は自分とは異なる者と対立し、必ず争うこととなる。宗派で対立し争うことは、獅子身中の虫に害されることである。


・水の流れは上から下へ流れるのが理である。清き水の流れでなければ素直さはかえって讎となって顕れる。為政者が私無き政治を行えば、人々は素直に政治と法を尊重して暮らせるが、私欲を持ったもの同士が争い、権力の奪い合いをするようになっては世の中は不公平が蔓延し、人々の心は荒む。そして、素直に穏やかに生きることが難しくなる。


●書籍『古代憲法 先代旧事本紀大成経伝(二)』より
安齋 玖仁 著
エー・ティー・オフィス (2016年12月初版)
※amazonで詳細を見る