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梶原 しげる 氏 書籍『まずは「ドジな話」をしなさい』(サンマーク出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『まずは「ドジな話」をしなさい』(梶原 しげる 著、サンマーク出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・「人間味あふれる側面を見た」「親近感を持った」「共感できた」と、「ドジ」を好意的に感じることさえあります。


・テレビ・ラジオ・雑誌のインタビューコーナーに呼ばれることがあります。多くの場合、事前に「アンケート用紙」への記入を求められます。

①今、夢中になっていること
②番組を通じてアピールしたいこと
③最近あったドジな話

この三項目は、どのメディアでも最低限問われる質問です。


・人は「強み」と一緒に「弱み」もためらうことなく披露できる人を好む傾向にあります。「強みも弱みも上手に表現する人」を心理学的には「自己開示のできる人」と言います。


・何か間違えたことを言ってはいけない、悪目立ちして反感を買ってはいけない。そういう思いからか、本音で生きられず、日常生活においても多くの人がパターン化された無難な発言しかできずにいる。それが、今の時代ではないでしょうか。


・リラックスしていて、あけっぴろで、「俺(私)なんてこんなものです。だからあなたの至らない点も許容しますよ」といった雰囲気をまとった人に、人は近づいていきたくなるのです。


・蛭子能収(えびす よしかず)さんが愛される、これだけの理由(中略)

なぜ憎めないかというと、欠点が逆に魅力になっているからです。なんとも愛すべき、かわいげのある人たちなのです。(中略)


おもしろいからおもしろい。好きだから好き。やりたいからやりたい。その気持ちだけで行動しているのです。


・映画評論家の故・淀川長春さん(中略)は、ラジオ番組に出演するとき、事前に必ず、「この番組は、どういう人たちが聴いているんですか?」とスタッフに尋ねたそうです。(中略)相手の属性、ターゲットを把握した上で、紹介する映画を選び、話すエピソードを決めていたそうです。


・自分を肯定でき、かつ相手を肯定できる人が、もっとも好ましい人物である


・「自己効力感」というのは、自分はやればできる、やったらできるはずだと思える力のこと。いわば自分自身に期待する力で、楽観性に近いものと言えるかもしれません。


・坂上忍さん(中略)「毒舌」が多いのです。「相手を落とすとき、自分も一緒に落とす」のも坂上さんのワザ。


・第一印象は「ほどほど」でいい

はじめ「いまいち」のほうが長く続く(中略)心理学者の國分康孝先生は、「この人とは長いつき合いになると思ったときには、第一印象をよくしないほうがいい」と言っていました。(中略)第一印象があまりにもいいと、その後もその印象通りの人物であることを期待され続けるからだそうです。


・「ある人を嫌いだと思ったときに、なぜあの人が嫌いなんだろうと理由を考えるようにしています。そうすると自分が見えてくるんです」

彼女によると、見えてくる自分には、二通りあるとのこと。

一つは、その人によく似ている自分。「自分の同じような考え方をして、同じように行動している。自分の嫌いなところがよく似ている人は、、もう耐え難いぐらい嫌い」なのだそうです。

もう一つは、逆にその人とはまったく違う自分。自分の考え方と根本的に違うという理由で、人を嫌いになる場合もある。自分にないものを持っている人がどうしても自慢げに見えて、劣等感から嫌いになってしまうこともある、と語っていました。


・人を紹介するときのポイント(中略)

「優秀さ」をアピールしてはいけない

優秀さを前面に出して言い立てるのではなく、笑いをまじえながらさりげなくアピールする。(中略)

たとえば先生が転入生をクラス全員の前で紹介するとき。(中略)

「彼女は水泳の県大会で優勝し、学業もきわめて優秀。先月までイギリスに住んでいたから英語もペラペラだ。みんなも彼女を見習って勉強をがんばるように」

これを聴いて、みんなが素直に「がんばろう!」と思うでしょうか。(中略)


そうではなく、「彼女は今、イギリスから来たばかりで、わからないことだらけで不安だと思う。みんなせ支えてあげてほしい」と紹介するのが、もののわかったいい先生です。


・女性を紹介するときは、「優秀さ」をちょっと隠すくらいがちょうどいいと思っています。「彼女はとても優秀であるけど、実に気さくで、意外と天然で、誰とでも楽しくやっていける女性。お笑いが大好きで、一番好きな酒は角ハイボールなんだ」といった紹介のしかたのほうがずっと好印象を与えます。


・「よい聞き手」になるためのポイント(中略)

簡単だけど効果抜群、ぜひやってみてほしいのが、「相手の名前を呼ぶ」こと。


・「よい聞き手」になるためのポイント(中略)

重要なキーワードを「オウム返し」にする


・「よい聞き手」になるためのポイント(中略)

相手の話は必ずメモを取りましょう。「すみません、お話をメモしていいですか?」と断りを入れ、メモ帳を広げる。それ自体がリスペクトの表現になります。


・カメラマンがアイドルの「素の表情」を引き出す方法

彼はアイドルの撮影がひと通り終わり、「はーい、今日は終了です。いい写真が撮れました。ありがとうございます」と言ったあとも、実は引き続け、ひそかにシャッターを切っているそうです。(中略)


ほっとリラックスしている自然な表情を狙うのです。


●書籍『まずは「ドジな話」をしなさい』より
梶原 しげる 著
サンマーク出版 (2016年1月初版)
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