このウェブサイトにおけるページは、書籍『右手を見直すだけでスイングが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える』(松吉 信 著、東邦出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・プロがあれだけボールを飛ばせるのは、手先や腕を使わずに身体の回転で打っているため、クラブが毎回同じ軌道で動き、だいたい同じところに飛んでいくのです。“スイングは故意につくるものではない”の真意はそこにあります
・回転で打てるからこそコマのように自然に軸ができ、正しいプレーンに乗せらせるのです。正確なショットになるし、ボールを弾けて大きな飛距離も生まれます。回転ができればスイングは見違えるように変わります
・身体を勢いよく回すことだけを考えるために、まずは“肩”の回転を強く意識するんです。両腕が悪さしないように、腕の前で交差させてやります。
・まずは“肩”に意識を集中させて回転を覚える。
・考え方の問題が大きいでしょう。ボールを“打ち込む”ものだと思っている人が多いですが、実際には手や腕はなにもしないで回転しながらボールをとらえるのです
・手を使って当たって飛んでいけ! と、思いますよね
それが、飛ばない、曲がる、の原因です。ゴルフはボールに向かって振るのではなく、フィニッシュに向かって回転し続けることです。これができたら『あなたのスイングは完成した』と言ってもいいでしょう
・いちばん意識してほしいのは、“肩”と“身体の回転”です。腕には意識をもたない。(中略)ボールを当てようと“打ち込む”のではなく、クラブを“振り抜く”意識。
・打ち込もうとすると力むことになり、その結果、一瞬身体が止まって支点ができ、『手打ち』になってしまう。
・バックスイングからフォロースルーまでずっと、両腕は胴体の幅から外れないようにするのが鉄則。
・「回転で打つ、当てにいかない、ということですけど、要するに自分でなんとかしてクラブを操作するのはナンセンスだということですか?」
「そのとおり! それがミスショットの原因です。アマチュアの人を見ていると、90パーセント以上の人がボールに当てることを意識して手で振っていますよね」
・回転ドリル(上級編)②
グリップエンド圧着シャドウ
グリップエンドをおへそに押し当て、シャフト部分を持ってスイングと同じ要領で右→ひだりへ振る。グリップエンドは終始、おへそにつけたまま行うこと。身体と両手、そしてグラブが一体となって振られることが体感できる
※67ページ
・回転ドリル(上級編)⑥
タオル・インサート
長いタオルを使った矯正ドリル。タオルを身体の後ろから前に回して、両端を脇で挟み込む。自ずと脇は締まり、肘より上の部分が身体につくことになる。その状態でクラブを持ち、いつもどおりスイングしよう。タオルを落とさないためにつねに肘より上が身体についた状態になり、体と腕を一緒に回してボールが打てるようになる
※71ページ
・右手の正しい握り方を教えてください」
「“握る”ではなく、指先を主体にしてグリップに“引っかける”イメージを持つことです(イラスト⑪)」(中略)
右手は初めから指にあてがうようにする。少しでも手のひらに入ってしまえば、手首にロックがかかる握り方になりかねないので注意!
・右手グリップは、まず中指と薬指に引っかけることがスタート。
・「指先だけで大丈夫かな」と不安を覚えるくらいがベスト。
・バンカー(中略)「ボールの5センチ手前を思いきり叩く」というものです。じつはこれが、バンカーからの脱出を阻んでいます。(中略)ふたつの悪い要素があります。ひとつは、本当にボールの手前5センチを正確に叩けるか、ということです。(中略)
もうひとつは(中略)5センチ手前を思いきり叩いて本当にバンカーからボールが出るのか。という話です。結論、出ません。
・グリップで最も気にすべき点は、どんなところですか?」
「スイングと同様、グリップも形にこだわると失敗の原因になります。居心地がよく、手首が滑らかに自由に動く、つまり手首に“ロックがかからない”握り方がいいグリップの条件です」
・ラウンドのスタート前の練習方法(中略)
サンドウェッジから打ち始め、徐々に長いクラブに替えていき、ドライバーまで打つ。そして、最後にまたサンドウェッジで仕上げる。これが、一般的なトーナメントプロの練習パターンです(中略)
その日のリズムをつくるためです。短いクラブのほうがリズムをつくりやすいため、ドライバーではなくサンドウェッジを使うのです。朝の練習場で打つ最初の数発で、その日のリズムは決まります。それだけ慎重になるべきところなのです
著者プロフィール
松吉 信
専属プロキャディーのパイオニアとして倉本昌弘プロの20勝近くの優勝の貢献した。(中略)1998年、服部道子プロと専属マネジメント契約、同年ツアー賞金王となる。2011年には、当時韓国の最年少プロ(19歳)の黄 重坤(ハン・ジュンゴン)を指導し、わずか半年で『ミズノオープン』優勝、その年のロイヤルセントジョージスGCで行われた『全英オープン』出場に導く。
●書籍『右手を見直すだけでスイングが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える』より
松吉 信 (まつよし まこと) 著
東邦出版 (2017年8月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.