このウェブサイトにおけるページは、書籍『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』(ジェレミー・ドノバン 著、中西 真雄美 翻訳、新潮社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・TEDの使命は、世の中に広める価値のあるアイデアを伝えること。
・TEDの十戒(中略)私はこの10項目を、以下のように「内容」と「伝え方」の2つのカテゴリーに大別しました。
内容
●オハコの披露にとどまることなかれ。
●大きな夢を語れ。あるいは人々の驚きを誘う新しい何かを示せ。もしくは、はじめて明かす話をしろ。
●ストーリーを語れ。
●闇に葬られたくなければ、ステージ上での売り込みはやめるべし。会社や商品、著作の宣伝はするなかれ。資金提供も買うてはならない。
●「笑いは宝」と心得よ。
使え方
●好奇心と情熱を惜しみなく示せ。
●良き関係づくりと最高の議論を目的として、他の話し手の発言には自由に意見を述べるべし。
●自慢話に終始するべからず。己の弱みを隠すなかれ。成功とともに失敗を語れ。
●原稿を読むべからず。
●次の話し手の時間を奪ってはならぬ。
・聴衆の心を動かすスピーチとはいったいどうすればできるのでしょう? それにはまず目的地------スピーチが終わった時点で聴衆にどうなっていてほしいか-------を頭の中に明確に描くことが必要です。
・自分以外の誰かをヒーローにすることが、人の心を動かすストーリー作りのコツなのです。
・プレゼンテーションでは、キャッチフレーズを最低でも3回は繰り返そう。
・必ず自分の紹介原稿を用意する(中略)
①聴衆にとってどう役に立つのかを示すこと、②なによりトピックと関係した内容であること、③プレゼンターの経歴については最小限に留めること------。
・インパクトのある質問で聴衆の心をつかみたいなら、「なぜ(WHY)」や「どうすれば(HOW)」からはじめる質問が効果的です。「なぜ」ではじまる質問は、聴衆の注意を引くという意味では断然効果的です。
・オープニングでやってはいけないこと(中略)
オープニングに引用を用いないこと。たとえコアメッセージに関連したものであっても、陳腐な印象を与えるだけです。同じ理由で、ジョークではじめるのもいただけません。
・スピーチの構造は3つのタイプから(中略)
とくに効果的なスピーチ構造として、①〈現状―問題定義―解決策〉型、②時系列型、③アイデア・コンセプト定義型
・スピーチの目的は、聴き手にものの見方を変えさせる、あるいは行動を起こす気にさせる、のいずれかです。
・基本姿勢にはいろいろありますが、ぜったいに避けたほうがよいものをいくつか挙げておきましょう。
●局部を隠すような姿勢:両腕を下ろして、身体の前で組んでいると、自信がなくておどおどしているように見えます。
●ポケット:ポケットに手と突っ込んでいると、無気力で関心がないように見えます。
●“休め”の姿勢:両腕を下ろして、身体のうしろで組んでいると、何か隠しているんじゃないかと勘ぐられます。
●腰に手:腰に手を当てていると、挑戦的で傲慢な態度に見えます。
●腕組み:腕を組むのは、何かを拒否するような挑戦的な態度です。
・より親しみが感じられるのは、手のひらを上に向けて突き出す方法です。まず肘を曲げて手のひらを上に向けます。そして、腕を聴衆のほうに伸ばせばいいのです。
●書籍『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』より
ジェレミー・ドノバン 著
中西 真雄美 翻訳
新潮社 (2013/7/18)
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