このウェブサイトにおけるページは、書籍『ドラッカーに学ぶ~自分の可能性を最大限に引き出す方法』(ブルース・ローゼンステイン 著、上田 惇生 監訳、井坂 康志訳 翻訳、ダイヤモンド社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・人は持てる時間やエネルギーを二つ以上のものに振り分けなければならない。違う世界の人と生き、汗を流す。そうすれば、小さな世界の小さな価値観にとらわれずに済む。(中略)そういう生き方ができれば、何かにつまずいても人生がだめになったりしない。
・ドラッカーの世界は三つあった。書くこと、教えること、そして相談に乗ることである。この三つが彼の強みと力の源だった。
・ドラッカーといえども、人生は思うようにいかない。ドラッカーは小説家になりたかった。それは、まさに宿願だった。かなったのはようやく70代だった。『最後の四重奏』(1982年)と『善への誘惑』(1984年)の二作である。いずれも売れず、話題にもならなかった。すぐに絶版になった。
・世に出ることを念ずるなら、強みからスタートしないとならない。評価してもらえなければ、見向きもされなくなる。
・うまくいくことを行うべきだ。そうでないことには心を向けない。よく『何度でも挑戦しよう』と言われる。間違いである。2度はトライしてよい。それでだめなら新たな機会を探さなければならない
・優先順位の秘訣(中略)
(1)過去ではなく未来を選ぶ。
(2)問題ではなく機会に焦点を合わせる。
(3)横並びではなく独自性を持つ。
(4)無難で安易なものではなく変革をもたらすものを選ぶ。
・ドラッカーは、コンサルティングの仕事に関して、いかに頼まれようと、ある種の仕事はきっぱりと断っていた。「リストラの首切り人の役はすべて断った。そのような所に私の強みはない。リストラで会社がよくなるとも思わない」
・未来を築くためにまず初めになるべきことは、明日何をなすかを決めることではなく、明日をつくるために今日何をなすかを決めることである
・三分の二の著書は65歳以降に書いた。
・企業が非営利組織からまず学ぶことは、ミッションからスタートすることである
・ドラッカーの場合------無償コンサルティング
ドラッカーはNPO向けのコンサルティングにも精を出していた。すべて無料だった。ガールスカウト、救世軍、教会、赤十字などにも力を貸していた。
・人に教えることほど自らの勉強になることはないのと同様、人の自己啓発を助けることほど自らの自己啓発に役立つことはない
・ドラッカー流勉強法
学び方を学ばないならば、痛い目に遭う。学び方とは好奇心である。同時に、方法論でもある
・学び方を学ぶということは、自らの勉強の仕方を意識せよということである。ドラッカーは、そこにセルフマネジメントの鍵があるとした。彼は早くから、読むことで理解する者がいる一方、聞くことで理解する者がいることを指摘していた。
・強みがいかに人生を広げるのに役立つかを考え、意識する
・『「経済人」の終わり』
ドラッカー二九歳、一九三九年の処女作である。(中略)ここにいう「経済人」とは「経済至上主義」のことである。
●書籍『ドラッカーに学ぶ~自分の可能性を最大限に引き出す方法』より
ブルース・ローゼンステイン 著
上田 惇生 監訳
井坂 康志訳 翻訳
ダイヤモンド社(2011年3月初版)
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