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朝日新聞 2018年3月22日(木曜日)朝刊号にクラウドファンディングで出版する可能性について作家・中村うさぎさんが興味深い記事が紹介されていました。
タイトルは、「作家・中村うさぎさんに聞く 強烈な個性 見いだす楽しみ」です。記事の内容として、中村うさぎさんのコメントを私、仁藤雄三はこう解釈しました。
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万人受けする本は普通の商業出版で出せばいい。クラウドファンディングは強烈な個性が芽を出す土壌を作れるんじゃないかと思う。
たとえば、「売春の非犯罪化」「表現規制反対」を訴える本は、世間体を気にする出版社では難しい。他にも、絵本での絵が独特でグロテスクな面があるものは出版社に持ち込んでも出版しようとは思わない。
そんなときは、クラウドファンディングでの活用があっている。クラウドファンディングって、埋もれている個性を見いだす楽しみもある。その人がその後、大成功してくれたら支援者もうれしいじゃないですか? AKBファンが推しメンを応援するみたいなもん。
出版社が作家を育てる時代はずいぶん前に終わった。「コミケ」は読者が直接作家を選ぶ仕組みで、それこそクラウドファンディングのルーツみたいなところがある。
朝日新聞 2018年3月22日(木曜日)朝刊より作成
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