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結論からいうと、発売から時間が経った本で「出足が良くない本」は難しいかもしれません。出足がよくないということは、今後も売り伸ばすのは難しいと考えるためです。刊行から1カ月も過ぎると、どの程度売れているのかが書店員もPOSなどですぐにわかるようになっています。
とはいえ、既刊本でも書店向けFAXDMが有効な場合もあります。
書店側では「着実に部数を伸ばしている既刊本」であれば、欲しい情報の1つになります。というのは、通常、本の案内を書店にFAXDMする場合、「新刊が出たとき」に利用される方が大半です。つまり、新刊以外の情報は入りづらいということになります。
部数を伸ばしている出版社や著者は、テレビや情勢、時流、話題などに自著を組み合わせて上手に宣伝されています。中でも、着実に部数を伸ばしているという実績(数字)を打ち出すことで効果に結びつけているのです。
もし、刊行から時間が経っている本で、売り伸ばしが着実に出ているのであれば、逆に書店に書店向けFaxDMで知らせた方が得策と言えます。
関連書が売れている時にもチャンスです。同じようなテーマやジャンルもつられて売れるようになるためになります。
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