電子書籍『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか Kindle版』(ピーター・ティール 著, ブレイク・マスターズ 著, 関 美和 翻訳, 出版社: NHK出版)より
このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか Kindle版』(ピーター・ティール 著, ブレイク・マスターズ 著, 関 美和 翻訳, 出版社: NHK出版)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・『ゼロ・トゥ・ワン』は、新しい何かを創造する企業をどう立ち上げるかについて書いた本だ。
・ドットコム・バブルの崩壊から四つの大きな教訓を学んだ。それがいまだにビジネスを考える時の大前提となっている。
1 少しずつ段階的に前進すること(中略)
2 無駄なく柔軟であること
すべての企業は「リーン」でなければならず、それはすなわち「計画しない」ことである。(中略)
3 ライバルのものを改良すること(中略)
4 販売ではなくプロダクトに集中すること
・グーグルの収益性は極めて高く、現在の時価総額は、アメリカの航空会社合計の三倍にものぼる。
・二〇一四年一月時点で、グーグルは検索市場の六八パーセントを支配している(二番手、三番手のマイクロソフトとヤフーはそれぞれ一九パーセントと一〇パーセントだ)。
・マルクスは、人は違いがあるから闘うのだという。労働者がブルジョアと闘うのは、考え方や目標がまったく違うからだ(物質的環境の差からその違いが生まれるとマルクスは考えた)。違いが大きいほど溝も深い。
・大成功している企業はいずれも、まず特定のニッチを支配し、次に周辺市場に拡大するという進化の過程を創業時から描いている。
・キュレート/curate
情報を集めて整理し、新しい文脈から価値を加えてその情報を他者と共有すること。
・どんな会社を立ち上げるべきかを考える時、問うべき質問は二つ──自然が語らない真実は何か? 人が語らない真実は何か?
・ストックオプションを持たない人や、固定給をもらう人とは、基本的に利害が一致しないと考えた方がいい。少なくとも、こうした人たちは短期的な利益に傾きがちで、将来価値を上げる助けにならない場合が多い。
・CEOの給料が少なければ少ないほど、会社はうまくいく。これまで数百のスタートアップに投資してきた中で、僕が気づいたひとつの明らかなパターンがそれだ。
・コンピュータは人間を補完するものであって、人間に替わるものじゃない。これから数十年の間に最も価値ある企業を創るのは、人間をお払い箱にするのではなく、人間に力を与えようとする起業家だろう
・この一〇年の間に起業された環境関連ビジネスの中で、今も生き残っている数少ない企業のひとつがテスラだ。
・創業者にとって何より危険なのは、自分の神話を信じこみ、本当の自分を見失うことだ。一方で、どんな企業も陥りがちな落とし穴は、すべての神話を否定して、幻想を砕くのが賢さだと勘違いすること
●電子書籍『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか Kindle版』より
ピーター・ティール 著
ブレイク・マスターズ 著
関 美和 翻訳
出版社: NHK出版 (2014/9/27)
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