このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『正法眼蔵入門 Kindle版』(頼住 光子 著、出版社: KADOKAWA / 角川学芸出版)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・日本 曹洞宗 の開祖として知られる道元は、中国各地で禅を学び日本ではじめて 坐禅 修行のための本格的な道場を開くなどして、禅を日本に根づかせた禅僧である。
・修行とは、ここにはない理想へと到達することではない。我執に覆われて見えなくなってはいるものの、実は自分が本来そのなかにいたはずのあり方に還帰することが、道元の考える修行なのだ。
・花は惜しまれつつ散り、草は嫌われつつ生い茂る。これこそがまさに眼前の絶対的な事実なのだ。
・「一水四見」がよく物語っている。それによれば、人間にとっては飲料水であるものも、魚にとっては宮殿であり、天人にとっては 瓔珞(珠玉を糸に通した装飾) であり、鬼にとっては血膿である。
・道元は、「疑著」(疑い) こそが、正しい知へ到達する出発点であると考えているのである。
・「常に歩き続ける」(常運歩) とは、つねに変化し続けることでもある
●電子書籍『正法眼蔵入門(しょうぼうげんぞう) Kindle版』より
頼住 光子 (よりずみ みつこ) 著
出版社: KADOKAWA / 角川学芸出版 (2015/1/15)
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