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杉 真理子 氏 書籍『ペットは生まれ変わって再びあなたのもとにやってくる~"光の国に還った魂"からのメッセージ』(大和出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『ペットは生まれ変わって再びあなたのもとにやってくる~"光の国に還った魂"からのメッセージ』(杉 真理子 著、大和出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・この本では、コンパニオン・アニマルのことをペットと表現しています。ペットという文字をご覧になったらパートナーとか伴侶動物とか、あなたの好きな言葉に脳内変換してください。


・ペットは絶妙のタイミングで、お空へと移行します。あるご家族のペットは、その日じゃないと地方で暮らす子供達全員が揃わなかったという記念日に、全員に見守られて逝き、あるご家族のペットは、海外赴任したお父さんの帰国を待って逝き、私のペットは、私がパニックにならないよう配慮して逝きました。


・セキセイインコのピータ(中略)

私が中学生になったある夜、布を被せたカゴからピータが私を何度も呼びました。布をめくると静かになり、何の異常もなさそうでしたが、布を掛けるとまた呼ぶの繰り返し。翌日、苦手なお稽古のために早く起きなくてはならなかった私はとうとう苛立ち、小さなの鳴き声を聞きながら、もう知らない……と、毛布を引っ被って寝ました。

翌朝、気になって早めに起きて布をめくると、ピータは鳥カゴの中で冷たくなっていました。昨夜は、お別れを言ってくれていたのです。


・自分のハートから動物のハートへ思いを届け、動物のハートの感情を自分のハートで感じる、そんな交信がアニマルコミュニケーションです。


・ペットを失うということは、文字通りペットの肉体が目の前から消失するということです。そして、ペットの肉体がないということは、ペットの肉体を保つための、あらゆるモノやコトが必要でなくなり、それらも消失します。そして、モノやコトに費やしていた飼い主さんの時間も必要でなくなります。(中略)


お散歩の時間、ゴハンや遊びの時間といった毎日のスケジュールにも穴があくことになるのです。精神的な穴と同時に、空間的にも穴があいてしまうことが、余計に失ったものの大きさを感じさせることにつながります。


・ペットが亡くなった後、家族にいいことが起きるって聞いたことありませんか? 子供の病気が軽減した、とか、体の弱い同居ペットが元気になったとか、あの子がお空に持って行ってくれたんだね、というような何か良いことや、突然降ってきたギフトのようなこと。


・「私達のところになぜ、来てくれたの?」


・お骨も大切に扱うと、私が残したものを大切にしてくれてありがとう、という気持ちは持つようです。


・私は、ペットから気持ちを聞いて飼い主さんにお伝えしたり、飼い主さんの思いをペットにお話しすることで、双方が理解し合い、より深い絆の元、幸せに暮らしていただくお手伝いをしています。


・ 生前の最後の治療は、やはり辛かったようですね。

「でも、すべて必要なことだったの。
ひどいことがないと、心のフタが開かないわ。
立派にお役目を果たせたと思うから、立派だったねって言って欲しい。


・ペットはいつも飼い主さんの幸せを願い、飼い主さんが飼い主さんらしく人生を歩むためならいのちを投げ出しても惜しくない……くらいの情熱で、あなたを応援しています。


・なんでも自分のせいだと思うのは、やめたほうがいいわよ。必要なことが起きるのよ。たぶん、私に必要だったんだと思うわ。それがなくては次に進めない何かね。そういうものがあるのよ。いいことの時もあるし、あまりいいことじゃない時もあるでしょう。


・安楽死(中略)

動物は飼い主さんの決定を否定したりはしませんよ。飼い主さんの決定だから従うという意味ではありません。飼い主さんと動物は特別な関係で、心の深いところでしっかりつながっています。


そして、飼い主さんが思い悩んで決めたことは、実は、飼い主さんだけが決めたわけではなくて、動物が同意し、決定を促したからこそ、そちらに決めることになった……という場合がほとんどのように思います。


・ペットロスは悲観作用。ペットを失ったことが原因で、悲しんだり嘆いたりする状態のことをペットロスと表現します。

たまに、病気と思っていらっしゃる方がいますが、それは、ペットロス症候群。ペットを失ったことが原因で、心身のバランスを著しく崩し、眠れなかったり、自殺願望が出て来たり、辛さのあまり日常生活が破綻する等の症状が出て来た場合は、治療が必要な病気と見なしますが、悲しくても辛くても、なんとか生きていられる場合は、病気ではなく心理的な作用と考えます。


・知っておきたい「悲しみの5段階」(中略)

ペットを失った直後は、「ショック期」です。まだペットの死を受け入れることができず、ただただショックで心身喪失状態にあることも少なくありません。


次に訪れるのが、「喪失期」。とても混乱した状態になります。ペットが亡くなったことがまだ受け入れられないにもかかわらず、自責の念や罪悪感が重くのしかかり、もし、あの時ああしていれば……などと今さらどうしようもないことを繰り返し思っては落ち込んでいします。


それから、「引きこもり期」。
喪失期のような激しい混乱はないものの、自分や周囲への怒りや自責の念にかられ、周囲とのコミュニケーションをシャットダウンしてしまう時期。


次が「回復期」。回復期はちょっとした変容期。ショックで呆然自失、何も感じない、混乱が激しい、感情に振り回される。引きこもってウツウツする等、いろんな感情がやって来た後に訪れます。

この時期は、やっとペットの死を受け入れ、少しは感情のコントロールも可能になっています。


最後に「最盛期」。


・モノを整理するということは、心を整理するということ。


・ペットロスを癒すために、体や心へアプローチできることは、まだまだあります。

●まず一番は、ずっと訴え続けていますが、号泣すること。(中略)
●レスキューレメディを摂取する。(中略)深い悲しみや罪悪感等を持ってる時期には、明るくポジティブなものよりは、感情と同調し、寄り添ってくれるこのレスキューレメディがお勧めです。


・ペットは飼い主さんの幸せをいつも願っています。飼い主さんとペットの特別の関係は、これからも続きます。


・ペットが亡くなる時、多くの飼い主さんは、自責の念にかられます。(中略)

ペットの側は、飼い主さんにはとても感謝しているので、飼い主さんの後悔や自責の念を感じると、辛くて誤解を早く解くたいと、交信できる日を待ちわびたりしています。憔悴し、凹んでいる飼い主さんに、そうじゃない、と言いたいお空のペットはとても多いんじゃないかと思います。


●書籍『ペットは生まれ変わって再びあなたのもとにやってくる~"光の国に還った魂"からのメッセージ』より
杉 真理子 (著)
出版社: 大和出版 (2018年7月初版)
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