このウェブサイトにおけるページは、『アフリカのことわざ』(アフリカのことわざ研究会 著、東邦出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・アフリカには、次のようなことわざがあります。ことわざのない話は塩気のない料理のようなもの
・幸福の欠点は終わりがあること(中略)いずれ終わりが来ると意識することで、今を大切にする気持ちが生まれ、感謝や幸福感をより深く感じることができます。
・木を植えるときは1本だけではなく3本植えなさい。日よけのためと、果物のためと、美観のために
事を起こすときには、目先の利益だけでなく、幅広く世の中のこと、そして未来のことを考えるべきという普遍的なことわざです。
・人生には季節がある(中略)厳しい境遇と幸せな繁栄の時のめぐりを季節になぞらえたことわざです。
・うまく踊れない人は言うでしょう、「ドラムが悪い」と(中略)
下手な人ほど道具に文句をつけるのは万国共通のようです。
・ファッションセンスが高いと言われるアフリカの人々。なかでも、とくに有名なコンゴ地方の伊達男集団「サプール」は、年収の約4割を洋服に注ぎ込む熱心さです。
・太陽はひざまずいている者より立っている者を先に照らす(中略)どんな場面でも立ち上がることが大切
・道に迷うことは道を知ることである(中略)迷いながらも自分で正しい道を見つけることこそが、本当の道を知ることであり、知識は試行錯誤の末に初めて身につく
・分かち合いはお腹を満たす。自分勝手は飢えをもたらす(中略)アフリカの人々は、食べ物があれば必ず人にもすすめ、食卓では大皿料理をシェアするのが基本のスタイルになっています。
・妻の将来の容貌を知りたいのなら義母を見ればよい(中略)親の資質や影響は子どもに及ぶものです。容貌も同じで、義母の姿は若さの鎧を脱いだ妻の将来ということになります。
・口論はやがて終わるけれど、言い放たれた言葉は消えない
放たれた矢と同じように、発した言葉が武器になって相手を傷つけてしまうこともあります。
・斧は忘れる。木は忘れない(中略)加害者は忘れるが被害者は忘れないと言い回し
・アフリカでは、老人の死とは図書館の焼失(中略)老人が図書館に匹敵する知識の象徴とされています。長く生きた老人の知恵と経験が大切にされている
・ゾウたちが戦えば苦しむのは草たち
強い者同士の激しい争いで苦しむのは、それに巻き込まれる弱い者です。
・愚者は喋り、賢者は聞く(中略)他人の意見を聞く柔軟さも、人生にとっては大切なこと。我が道を行くだけでは、大きな成功や他者の信頼が得られないのは、日本でも同じです。
●書籍『アフリカのことわざ』より
アフリカのことわざ研究会 (著)
出版社: 東邦出版 (2018年8月初版)
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