このウェブサイトにおけるページは、書籍『歯周病が3日でよくなる除菌歯みがき健康法~知覚過敏、歯ぐきの炎症も改善! 全身がどんどん健康になる!』(梅田 龍弘 著、自由国民社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・歯と歯の間の歯垢(細菌)は、しょせん歯ブラシだけでは取れていません。他の先進国と同じように、小さい時からデンタルフロスを使う習慣が身につけば、日本の皆さんの多くは歯の悩みから解放され、明るい未来が開けてきます。
・それぞれに正しいと思われている方法で歯みがきをしてはいますが、歯磨きができているわけではないのです。(中略)
歯みがきは、何のためにするのでしょうか? これを皆さんは間違っています。食べかすではないのです。歯垢(細菌)を取るのが目的です。
・歯周ポケットが4mm以上の場合は問題です。通常の歯ブラシはなかなか毛先は入っていかず、歯垢(細菌)を取ることは難しいでしょう。10mm以上ある場合は、不可能に近く、らせん菌が繁殖します。
・日本ではこのデンタルフロスをする習慣(世界の常識)がないから歯で悩むのです。
・ライオンのウルトラフロスはT字型の取っ手付き。何十本もの強固な細い糸が束ねてあるので歯垢がごっそり取れます。使い捨てではありません。超お奨めの優れものです。
・昼食の後に歯みがきをするのは日本くらいです。他の国ではやっていません。「やっても意味がない」と…。
・歯周ポケットはプローブと言う器具で深さを測りますが、正常な歯周ポケットの場合は1~2mm、中等度の歯周ポケットは3~5mm、重度の歯周ポケットは6~8mm以上の深さになります。
・歯周病を進行させる原因
①歯ぎしり、くいしばり、かみしめ、咬合性外傷性
②寝てている時の姿勢
③口呼吸
④ドライマウス
⑤適合の悪い被せ物(歯垢が隙間に入って取れない)や義歯についた細菌(抱えの内側の細菌)
⑥不規則な食習慣(過度な飲酒)
⑦喫煙
⑧ストレス
⑨全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常など)
⑩薬の副作用
・歯石染色液
歯みがきの後でこれを使って、みがけているかどうかのチェックを必ずします。(これ以外に確認する方法がないのです)
・歯みがき粉(歯磨剤)
歯みがき粉は、発泡性、研磨剤が入っている市販のものは使用しないでください。(中略)
【大人用】
ウェルテック「ジェルコートF」(殺菌作用のある塩酸クロルヘキシジン含有、低発泡性、研磨剤なし)、サンスター「バトラーCHXペースト」(クロルヘキシジン含有、低発泡性、低研磨性)
※参考:ウェルテック「ジェルコートF」の商品紹介ウェブサイトへ
・一日の歯磨きの回数
合計2回のみです。
①夜寝る前(時間をかけて)
②朝起きてすぐ(歯ブラシだけで簡単に)
・爪楊枝を使って食べかすを取っておられる光景をよく目にしますが、これはむし歯か歯周病が原因で詰まるのであって、歯科医院で治療しなければいけません。健全であれば、食べかすが詰まることはありません。
・朝食の前に歯みがきをしないと、たくさんの歯垢(細菌)を朝食といっしょに食べてしまい、細菌が全身を巡ってしまいます。
・人間の身体が本来持っている免疫力を簡単に上げることができます。始めた翌日の朝、目覚めた時のお口は今までのネバネバ感が少なくなって爽快感があると思います。これこそが口の中の細菌が少なくなっている証拠です。この感覚を忘れないで継続してください。
・電動歯ブラシとは
電動歯ブラシは、どのタイプでも、手でみがくよりよく動きます。4つのタイプがあります。
●回転式(中略)
●普通の電動式(前後に動く)(中略)
●音波振動式(中略)
●超音波振動式
・電動歯ブラシ(中略)おすすめはPhilips sonicare
フィリップスの「ソニーケアー」音波ブラシです。振動数が高く、歯垢除去効果が高いです。一度使うとやめられません。
・音波ブラシの磨き方(中略)
音波式電動歯ブラシをするときは、手みがきのように前後にゴシゴシ動かしてはダメです。歯ブラシのヘッドの幅(歯2本分)だけ軽く当てて2秒間→軽く力を抜いて次へ移動。イメージ的には「みがく」のではなく、「軽く当てる」2秒で移動という感じです。
・超音式電動歯ブラシを使用するときは、(中略)口の中をよく濡らしておくことが大切です。
・電動歯ブラシをを使用するときは、一般の歯磨き粉は使用せず、音波、電動歯ブラシ用の歯磨き粉を使用してください。一般の歯磨き粉だと、研磨剤によって歯が削れてしまいますし(知覚過敏)、歯茎も下がります。(中略)
以下のものがお奨めです。(中略)
●GC「音波&電動歯ブラシを歯磨きペースト」
フッ素配合、クロルケキシジン(殺菌効果)配合、低研磨性、低発泡性。
●ConCool「ジェルコートF」
フッ素配合、クロルケキシジン(殺菌効果)配合、研磨剤・発泡剤無配合。
・唾液のさまざま作用
①口の粘膜を湿らせる(潤滑作用・湿潤作用) (中略)
②消化を助ける(消化作用) (中略)
③飲み込みを助ける(咀嚼・嚥下作用) (中略)
④生体を守る(生体防御のはたらき) (中略)
⑤味覚を促進する「溶解作用」 (中略)
⑥口の中を清潔に保つ(自浄作用ともいう) (中略)
⑦口の中の酸を中和する力(緩衝作用) (中略)
⑧酸で溶けた歯を修復する力(再石灰化作用) (中略)
⑨活性酸素を激弱させガン予防に役立つ (中略)
⑩歯・骨・毛髪・粘膜・皮膚を丈夫にする
・マスクの常用はよくない(中略)
悪い効果の方が大きいです。
・歯の着色について
上の前歯がはっきりとツートンカラーになっている患者さんがいます(上の写真)。お茶が原因なら歯の前面が着色するはずです。
以上の結果から検証すると、まさかと思われるでしょうが、原因は口呼吸です。寝ている時の口の開き方で上の歯が半分、下の歯が全部開いた状態で寝て、乾燥し、歯の表面のペリクルという膜が変性してここに食物の色などが着色するのです。口呼吸しなければ着色は起こしません。特に黒っぽく着色している人は、(テトラサイクリンによる着色を除き)間違いなく口呼吸をしています。
●書籍『歯周病が3日でよくなる除菌歯みがき健康法~知覚過敏、歯ぐきの炎症も改善! 全身がどんどん健康になる! 【特別付録:歯科医院推奨デンタルミラー】』より
梅田 龍弘 (うめだ たつひろ) (著)
出版社: 自由国民社 (2014/9/29)
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