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村瀬 健 氏 書籍『一瞬で一生 人を引きつける話し方』(マガジンハウス 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『一瞬で一生 人を引きつける話し方』(村瀬 健 著、マガジンハウス 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・方程式①「ずらし」のボケ
活用範囲の広い基本パターン(中略)

ずらしは、「本来言わなければならないことと、違うことを言う」という基本テクニック。わざと間違えることで、「それは違うだろ!」と笑わせます。

会話例「『◯〇〇』って映画、観た?」
「知らない、その映画。誰がカメラマンやっているの?」
「どこ聞くんだよ! カメラマンで映画は選ばないだろ!」


・方程式②「過剰」のボケ
ためらうな! 限界までぶっ飛べ! (中略)

会話例「お前、バイト、週何日、入れる?」
「週8で入れます」


・方程式③「比喩」のボケ
うまい「たとえ」でうならせろ! (中略)

「お前、あきたこまちみたいな顔してるな!」(中略)
比喩では、「具体名を出す」というのがポイントです。(中略)
このとき、事前にフリを明確にしておくと、より相手に伝わります。


・方程式④「修飾」のボケ
平凡な言葉を、ひねった言葉にチェンジ! (中略)

会話例「お前、誰に似ているって言われる?」

「ブラット・ピットを8発殴ったような顔って言われる」


・「あがり症」の原因は視線!
周囲の視線を気にしすぎるな! (中略)

実際には、周囲はあなたの話を、そんなに真剣には聞いていません。意外かもしれませんが、本当にそうなのです。


・漫才には、「最初から大声を出さない」という鉄則があります。いきなりハイテンションで始ると、お客さんが引いてしまうからです。


・場違いなくらいスローテンポで話すほうが、相手を納得させられます。(中略)

『朝まで生テレビ』などでご活躍の政治学者、姜尚中(カン サンジュン)さん。姜さんは、これでもかというぐらい、ゆっくりとお話しします。


・田村正和さんが演じるは古畑任三郎は、考え込む際、あごを触ります。おでこに人差し指を当てたり、どこか一点を見つめて考え込むなど、まさにそれなのです。(中略)

そうしたジェスチャーだけで、「古畑任三郎は賢い」と思います。ジェスチャーが説得力を生み、そのあとの発言に引きつけられるのです。


・古畑任三郎は話す際、頻繁に次のような言いまわしをします。

「たとえばですね、たとえばですよ……」
「いいですか、いいですか……」(中略)

これも伝わるをアップさせます。同じ言葉をくり返すだけで、周囲の人間は固唾をのんで、そのあとの発言に聞いてしまうのです。


・誰からも愛される人には、基本的に、4つの共通点があります。

1つ目は、話を聞いてくれる人。(中略)
次は、意見を否定しない人。(中略)
3つ目は、笑ってくれる人。(中略)
最後は、自分より劣っている人。(中略)

人の話を聞き、相手の意見を否定せず、笑いを絶やさず、自分より劣っている人。このタイプが、いわゆる「人気者」なのです。(中略)

そして、この4つの要素全て、ペットにも存在しています。


・芸人がコンビを結成する際、相方を決める基準は3つある、と言われています。

①性格が合うか
②笑いの好みが似ているか
③こいつと組んだら売れるか


・用意していたオチが、2つともウケなかったら?
その場合はオチのあとに、次の発言をしてください。
「ダメ、この話?」
自虐を見せて、笑いに変えるのです。


●書籍『一瞬で一生 人を引きつける話し方』より
村瀬 健 (著)
出版社: マガジンハウス (2010年2月初版)
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