このウェブサイトにおけるページは、書籍『子どもの遊び 黄金時代~70年代の外遊び・家遊び・教室遊び』(初見 健一 著、光文社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・色鬼(中略)
鬼が「赤!」と宣告したら、赤いモノが「安全地帯」。それに触れていれば「セーフ!」。宣告と同時に鬼はスタートダッシュし、みんな赤いモノを探しまわりながら逃げまどうことになるわけだ。全員が赤いモノに触れることができたら、鬼は次の色名を宣告する。(中略)
鬼をやらされている時間が長くなるにしたがって、徐々に「深緑!」とか「マリンブルー!」など、複雑な色名を持ち出してくるようになる。さらには「群青!」「ビリジアン!」、あげくに「透明!」などと言いだして、場を混乱させてしまうのだ。
・伝言ゲーム(中略)
「落としもんと 拾いもんと ドラえもん」
・文房具遊び
子どもというものはなんでもおもちゃにして遊んでしまうものだが、特に小学生にとって、アレやコレやの文房具は格好のひまつぶしアイテムである。
下敷き静電気(中略)
消しゴムカスのヘビ(中略)
鉛筆サイコロ(中略)
ゴム銃(中略)
鉛筆クネクネ(中略)
スーパーカー消しゴム
・じゃんけんをする際のかけ声は、地方によって無数の種類があるらしい(中略)
基本の「ジャンケンポン!」が主流でバリエーションとしては「じっけった!」、あるいは「ちっけった!」をときどき耳にする程度だった。(中略)
「負けたら勝ちよ、ジャンケンポン!」(本来の勝ち負けを逆転させた「大阪じゃんけん」の掛け声)
70年代に登場し、現在はすっかり定着してしまったのが「最初はグー!」というかけ声。(中略)
諸説あるようだが、最初「最初はグー!」の起源は、当時お化け番組と言われた『8時だよ!全員集合』(TBS)にあるらしい。(中略)
「グーパー、ジャス!」のかけ声で(この最後の「ジャス!」の意味は今もって謎である)、全員がグーかパーを出す。グーとパーが均等に振り分けられるまで、ひたすら「クーパー、ジャス!」をみんなで繰り返すことになる
・指相撲(中略)
いっせーのーせ!(中略)
つまり、「いっせーのーせ、3!」の合図でパッと立ったみんなの親指の合計が3本なら、一番の人は1点先取。片方の手を引っ込めることができる。はずれたらそのまま。いずれの場合も、次は二番の人が号令をかける。
・10回クイズ(中略)
「シャンデリア」を10回言わせてから「毒リンゴを食べて死んだのは?」と聞くパターンも有名。正解は「白雪姫」だが、ついつい「シンデレラ」と答えてしまうのである。
●書籍『子どもの遊び 黄金時代~70年代の外遊び・家遊び・教室遊び』より
初見 健一 (著)
出版社: 光文社 (2013年8月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.