このウェブサイトにおけるページは、書籍『何歳になっても脳は進化する!』(林 成之 著、三笠書房 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・年を取ったからといって、それだけで思考力が落ちたり発想力はなくなったりすることはありません。
・つまり、「年だから仕方ない」というのは間違った考えであるだけでなく、脳に悪い影響及ぼす考え方でもあり、二重の意味で「正しくない」のです。
・脳には、「おもしろい」「興味がある」と判断した情報については、より深く理解でき、思考が深まり、記憶に残るという特徴があります。(中略)
覚えがあるのではないでしょうか?
自分の好きなこと、興味深々なことは、いやいややっていることよりもずっと飲み込みが早く、身につきやすいものでしょう。
・脳が衰える習慣
①「もう年だよ」が口癖になっている(中略)
②人の話を「うわの空で聞いてしまう」(中略)
③「でも、だって……」すぐに言い訳する(中略)
④人づき合いより、「ひとり時間が好き」(中略)
⑤仕事以外の「目標」がない(中略)
⑥すぐに「損得」を考えてしまう
・終わりが見えたら急に能率が落ちる(中略)
「もう少しで終わりだ」と思うか、「ここからが勝負だ」と思うかによって、引き出される脳の力が大きく変わる
・「忘れにくい記憶」を作るコツ
人間の記憶には、「作業記憶」「体験記憶」「学習記憶」「運動記憶」の4つがあります。(中略)
つまり、脳は「思考したことからしか記憶を生み出せない」のです。
・「年だから」「疲れているから」などと口にするのは、「〇〇できないのは× ×のせいだ」と自分に言い聞かせることで、脳が自尊心を保ち、プライドを傷つけられることから自分を守ろうとする反応なのです。
・「年だから」「疲れた」「無理だ」「難しい」といった否定的な言葉は、口にしたり耳にしたりするだけで、脳にとってマイナスに働くのです。
・脳は「わかった」「できた」という喜びを感じ、達成感を味わうとグングン力を発揮します。(中略)
つまり、これがネガティブ思考から離脱することだといえます。
達成感は、脳にとって非常に大きなごほうびです。ハードルを下げて小さな階段を上り、その都度「できた」「うれしい」という気持ちを味わえるように工夫すると、脳は機能を十分に発揮し続けてくれます。
・無理は絶対に禁物です。必ず、「これならできるだろう」というレベルから始めるのがコツです。
・脳神経細胞の「老化を防ぐ」私の食事法(中略)
「芽が出る食材」を積極的にとろう(中略)
ビタミンEを上手に摂取するためには、かいわれ大根やもやし、アルファルファなどの「スプラウト」と呼ばれる発芽野菜がお勧めです。(中略)
「芽が出る食べ物は、老化防止にいい」と覚えてください。(中略)
ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリーなど「ベリー」と名前がついてる果物には、ポリフェノールがたくさん含まれています。
・体のバランスを整える法(中略)
肩甲骨の位置を整える体操
①両腕を頭上に持ち上げる。
②両腕を曲げながら、肩甲骨を下方向に動かす。再び、両腕を上にあげる。この動作を10回程度くり返す。
・男性と女性では脳に違いがあり、ものの見え方が異なることを皆さん、ご存じでしょうか?
女性は、近くにあるものを正確に見る力に長けています。一方、男性は全体的にものを見る力に長じています。
・女性は意識的に遠くのものを見るトレーニングを、男性は近くのものをよく観察したり色の差異を意識してものを見たりするトレーニングをすると、文字通り「目に見える世界が変わる」ことが実感できるでしょう。
・脳は「楽しい」「おもしろい」などと感じると疲れが取れるしくみになっている(中略)
「友達と会っておしゃべりしながら食事をするのが活力のもと」という女性は多いでしょう。これは、A10神経群が活用されて脳の疲労が取れるからなのです。
・脳には、脳神経細胞に由来する「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能があります。この3つの本脳は、脳に無意識に備わったものです。
・「自己保存の本能」「統一・一貫性の本能」「自我の本能」「自他共存の本能」の4つの本能は、潜在意識として普段はあまり目立たない位置で機能しています。(中略)
潜在意識の機能を高めれば、頭がよくなるということです。
・メンバーをAチームとBチームに分け、Aチームをエースチーム、Bチームは予備軍とは言わず「最後の切り札」と呼んでいたのです。このような組織にすることで、AチームとBチームのメンバーはお互いに切磋琢磨し、こころをひとつにし、最高の機能を発揮していきました。
・「神経ホルモンを脳機能の若返りに活かすためには、自分自身が明るく前向きな気持ちでいることを習慣化することが大切」だということが導き出せるのです。
・失敗をしたとき(中略)
目標を必ずクリアできるレベルに下げ、とにかく成功体験を積み重ねることです。
・困難にぶつかったときの立ち直りの早さを身につけるには、ぶちあたった困難を「必ず達成できる課題」に小分けし、成功体験をくり返していくことです。
・「なかなかやる気がわいてこない」場合でも、脳のしくみを知っていれば、うまく働かせることができます。コツのひとつは、「簡単にできることから手につける」ことです。
・「くり返しやり続ける」ことで脳の「統一・一貫性」の本能が鍛えられ、「正しい形」「正しくない形」の違いを判断する力が磨かれます。
・毎日、飽きもせず同じことをくり返すというのは、そのこと自体がひとつの才能と言ってもいいものです。
・考えが行き詰まったときはいったん考えるのをやめ、2〜3日あけてみることをおすすめします。
・人間が成長し力をつけていくには、「少しずつ着実に力を伸ばす」という考え方が大切
・数多くの一流、あるいは、超一流の方にお会いしてきました。この人たちに共通して言えることは、一見、常識とは異なる意見でも、いったん受け入れる力を持っているということです。
●書籍『何歳になっても脳は進化する!』より
林 成之 (著)
出版社: 三笠書房 (2013年12月初版)
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